良き習慣たち

人生を振り返ってみて、失敗も随分あったのですが、いくつもの良い習慣を身に着けてきたのはラッキーでした。
まずは「読書」。
高校1年生の時から本を読み始め、今では完全に自分の生活と一体化しています。
大学生の時に渡部昇一先生の著作と出会い、読書を中心とした知的生活の方向がハッキリと定まりました。
今となっては、読書が自分の人生のコアであることは間違いありません。

起業してから一番よかったと思える習慣は「早起き」であります。
早起きの習慣は、やはりほかの人の影響を受けて身についたものです。
それも複数の方からの影響なのです。
本を読んでいても、成功者はみんな早起きだということに気がつきました。
経済人でも、政治家でも、軍人でも、医者でも、成功している人はみんな朝が早いのです。

先日、東京の大手企業で働いている人たちと話す機会があったのですが、その中で超満員の通勤電車に毎日45分乗っているという人がいました(トータルの通勤時間はもっと長いのだと思います)。
その超満員電車というのは半端でなく、混み過ぎて車内ではスマートフォンを持つことも出来ないのだそうです。

たぶん私なら始発電車に乗って、すいている電車の中で悠々と本を読んだり、語学を勉強したりすると思います。
また会社に早く着けば、電話もかからず来客も来ない中で、超効率的にデスクワークがこなせるに違いありません。
この差は大きく、早起きするかしないかで人生が決定づけられると言っても大げさではないような気がします。

「掃除」の習慣がついたのは、早起きよりもずっとあとでした。
掃除は早起きと一体になっていて、早起きしてこそ本格的な掃除が出来るのです。
朝の遅い人がいきなり掃除を始めようと思っても、これはちょっと無理のような気がします。
順番的には、まずは早起きで、そのあとに掃除が来るということになります。

体調管理に抜群の効果があった「少食」は、ここ2,3年の話です。
お昼は食べず、朝と夜も以前の7〜8割ぐらいの量にしています。
仮に朝食、昼食、夕食をそれぞれ100とすると、以前は計300。
今は朝食75、昼食0、夕食75なので、計150。
つまり今までの半分の量ということになります。

もう一つの良い習慣である「ポジティブ思考」は、いま習得中であります。
これも今後の人生に大きな影響をもたらすに違いないと期待しています。