新聞と読書

ウェブレッスンにハマっているのですが、もう一つ以前から習っているマンツーマンの英会話クラスがあります。
こちらも30分だけのクラスです。
かつては1時間のクラスだったのですが、マンツーマンだと「持たない」ので、30分に変えてもらいました。
最新のニュースを話題に会話を行っています。

話題がヨーロッパの経済危機や中国の動向などであれば、常日頃(つねひごろ)から勉強しているし、興味もあるので面白いのです。
ところが身近な世間話レベルの話題だと、途端に話す意欲が薄れてしまいます。
ふだん日本語でもあまりそういった話はしないからです。

例えば「生レバーが禁止されたのをどう思うか?」などという質問がネイティブの講師からされました。
全然興味がないので「どちらでもいい」としか答えようがないのです。
しかも「どちらでもいい」を英語でどういったらいいのかわからないので、余計に答えようがないのです。

世界のマクロの経済や軍事の動きには非常に関心があるけれど、その他の話題にはほとんど反応していない自分を発見します。
それならそれで、自分が興味のあることを徹底して勉強していけばいいと居直っております。
新聞を読むにしても、自分の中に「今後世界はどうなっていく」という仮説がないと、単に雑多な情報を眺めているだけという状況に陥ります。
新聞の記事の流れでもって、自分の仮説を裏付けていくという方法も「あり」だと思うのです。

いずれにしても新聞を読んだだけでは「世界観」を構築するのはちょっと無理で、やはり本を読まないとなかなか難しいのではないかと思います。
「世界観」に限らず「人生観」や「宗教観」なども、本を読み進めていくうちに自分の中で熟成してきて、やがて独自のものが形成されていくのではないでしょうか。
深い思索は本によって導かれていくようです。