語学マスター

「整理・整頓・清掃」については、私は少々自信がある方なのですが、モノを処分していかないと、けっしていい空間は生まれません。
思い切って処分できない理由は「もったいない」と「まだ使えるかもしれない」。
こうして会社でも自宅でもモノが溢れかえり、モノの中で人々は息苦しい生活をしているわけです。

だから聞き飽きたCDも素早く処分することが大切。
古い分は処分して、また新しいCDを楽しめばいいのです。
目的は語学マスターであって、CDの収集ではないはずです。
「へぼ将棋、王より飛車を大事にし」であっては、本末転倒なのです。
語学マスターという目的に対し、カネ・モノ・時間を惜しまないということでもあります。

トロイの遺跡を発見したシュリーマンは、数種類の言葉が操れる語学の達人でもありました。
貿易商として成功し、若い時に既に莫大な資産を築き上げました。
それもあってシュリーマンは「語学学習にはお金をかけよ」と教えています。
シュリーマンの語学の勉強の仕方は、日記をその言語で書き、それをネイティブに直してもらい、そしてそれを暗記するというものです。
また勉強する言語で書かれた本を一冊丸暗記するという方法もとっています。

デグチ・メソッドでの「自分の頭の悪さを嘆くな」というのは、とても大事な教えです。
お風呂で聴くCDでも、以前なら「集中力のなさ」を嘆いていたものですが、今は全く気にしていません。
CDを聴いていない間、仕事のことを考えていることが多いので、むしろその分アイデア・メモが増えるというものです。
しかも長い間湯船に浸かっているものだからダイエットにもなるという寸法。

つまり考え方一つ変えるだけで時間が輝き出したのです。
「やっぱり自分はアカンなぁ」と思うのと「充実した時間が過ごせた」というのとでは、天地の差だと思うのです。
物事を何でも「ねばならない」で受け止めないで、もっとあるがままに受け入れ、自分にも人にも優しくあっていいのかもしれないと感じています。