『3つの真実』(野口嘉則・ビジネス社・1,238円)

deguchi2008-06-13

*久しぶりにAAAの本でした。
主人公は「目標達成」のコンサルタント
今や経営研修会社も経営し、注目の若手経営者でもあります。
会社も順調に稼動していたある日、3名のコンサルタント社員が辞めたいと申し出てきました。
会社も既に設立し、顧客にもアプローチしているとのこと。
主人公は頭に来たまま家に帰り、妻や子に当たります。

言い過ぎて後悔したものの、後の祭り。
頭を冷やすためオフィスに戻り、しばらくすると謎の老人が現れるというわけです。
老人と一問一答している間に、しだいに固い心が柔らかくなってきました。
家族をも犠牲にして「目標達成」だけで来た事を反省。

老人は次のようなことも言います。
「人生でいろいろな出来事が起きるが、それらは偶然起きるのではなく、原因があって起きておる。その原因はどこにあるかというと、その人間の心の中にあるのじゃ、つまり、心の中の状態を、鏡のように映し出したのが人生なのじゃ」。
老人の言葉は続きます。

「この鏡の法則は、さらに二つの法則に分解できる。一つは『心の底で認めたものが現実化する』という法則。もう一つは『心の波長と同類の出来事が引き寄せられる』という法則じゃ」。
結局老人は「3つの真実」を語り、姿を消します。

この本を読んだ後、自分が少し優しくなっているのを感じました。
人生にとって本当に大切なものを失っては何にもなりません。