この著者の本ならすべて買う

本を読んだらその評価をしています。
一応6段階。
AAA…ムチャクチャ面白くてためになる
AA…相当面白くてためになる
A…わりかし面白くてためになる
BB…あんまり面白くてためにならない
B…全然面白くてためにならない
C…時間のムダだった
自分で選んで買った本なので、ほとんどBやCはありません。
しかしインターネットでは本の中身を見ないで注文するので、ごくたまに失敗することがあります。
読み手側(私のこと)のその時の心の状態や体調によって、一ランクぐらい評価が違ってくることがあるかもしれません。

けっこう本は読んでいる方なのですが、それでも読めない本というのがあるのです。
まずはフィクション。
これは読めないのです。
小説などのフィクションは、若い時しか読めないというのが私の体験です。

次に読めないのが文庫本。
同じ内容の単行本があるとするなら、必ずそちらを買います。
文庫本は安いし、持ち運びも便利なのですが、どうしても「本らしい体裁を持った本」の方に目がいきます。
単行本でも字の細かい本は、最初から読む気がしません。
大きな活字だと、それだけで読む意欲が増します。

今まで全く読んだことがない著者なのに、何かの拍子で購入した本が、ものすごく面白いことがあります。
たいていの場合、ほかの本の中で紹介されていたか、あるいは新聞広告に出ていたのを購入したかです。
私には「この人の本は全部買う」という著者が30人ぐらいいるのですが、新しくそんな著者に出会うとうれしくなってしまいます。
とりあえずその著者の今まで出ている本を、インターネットですべて購入。
こういう時は、インターネットというのは本当に便利です。

昨日読んだ3冊の本の著者は、すべて新人の「すべて買う著者」でした。
『これが本当の中国33のツボ』(海竜社・1,500円)の著者の石平(せき・へい)さんは、天安門事件をきっかけに祖国中国と「精神的に決別」した方です。
中国に関しては、黄文雄さんや柘植久慶さんなどがするどく実態をついていますが、この石平さんも読む価値がありそうです。
この本が読んだ後、今まで出ている本を全部インターネットで注文しました。

『片づけのコツ』(大和書房・1,300円)の金子由紀子さんも、全部取り寄せで読んでいる著者の一人です。
中には明らかに主婦向けの本があるのですが、この著者には「ピュアな素直さ」が感じられ、好感を持って読んでいます。

『魔法みたいな仕事術』(あさ出版・1,400円)の佐野裕二さんもお気に入り。
飲食業の本がほとんどなのですが、参考になります。
佐野裕二さんは飲食業をアルバイトから始め、店長やエリア責任者などあらゆることを経験してきた方です。
どこの業界でも「できる人間」はいるものです。