コストダウン

損益分岐点が低いと、経営がひじょうに楽です。
不動産仲介業や管理業の場合、変動費が極端に少なく、ほとんどが固定費といってもいいぐらいです。
経費を一度ゼロにして見直していってもいいのではないかと考えています。

ルーティンワークに振り回され、じっくりと考え抜く時間が取れていないのが実情です。
で、朝の掃除の時間に、経費に絞って考えてみました。
イデアが湧くとホウキをペンに変え、どんどんメモしていきました。
あまりにアイデアがよく湧くので、今日はトイレ掃除の時のいつもの「NHKラジオドイツ語会話」のCDのスイッチを入れませんでした。

イデアをいくつか。
まずは有料で出している看板の取りやめ。
営業エリアからハズれた場所に出している看板があることにも気づきました。
なぜそうなっていたかといえば、営業エリアを絞り、今は昔よりだいぶ範囲が狭くなっているからです。
げに惰性の恐ろしさ。
無駄な広告費を垂れ流していました。

不動産情報を定期的に配布してくれるサービスがあり、当社も25年間以上活用していたのですが、これも思い切ってやめることに。
「レインズ」(不動産会社専用のインターネット情報システム)から丹念に情報を拾っていく方法に変えようと考えています。

電話が通話用に8回線もあります。
社員数がかつての半分ぐらいに減っているに、同じ数もいらないはずです。
だから電話回線も半分の4回線に。

事務用品の購入はアスクルで。
アスクルにない商品はインターネットで注文することにしようと思います。
これは経費削減というより、時間削減(結局は経費削減につながるのですが)。

会社には「使っているのか、いないのか」が分からないモノや書類がいっぱいあります。
仮に使っているにしても、だれがどれぐらいの頻度で使っているのかが、イマイチよく分かりません。
そこで不要と思われるモノや書類をダンボールにつめ、封をすることにしました。
もし1年間その封が破られなければ(即ち使われなければ)、そのダンボールをそのまま処分したいと思うのです。
これはけっこういいアイデアのような気がしております。

まだチェックし切れていないのですが、やらなくてもいい仕事を一生懸命やっていることがあるのではないかと推測しています。
思い切ってその仕事をやめたらどうなるのか?
「別にどうってことはない」というケースも多いのではないかと思うのです。