もう振り返らない

もし今の私のマインドで、 学生時代の自分に戻っているとしたら、たぶん勉強も柔道も倍の成果を上げていたと思うのです。

 

ある事情で就職は、行くべき会社が決まっていたのですが、商社に行ってバリバリ仕事をしたかった気がします。

 

28歳の時に「独立しよう!」とか「不動産業をやろう!」などという特別な気概もなく、何となく街の不動産屋になりました。

 

今から思えばこの選択もイマイチで、不動産の実務能力をシッカリ身に着けたうえで、ストックビジネスに進むべきでした。

 

ただしこの頃は、コインパーキングやコインランドリーといったビジネスは影も形もなく、アパートなどに手を出し、やっぱりヘトヘトになっていたかもしれません。

 

一方、フロービジネスである売買仲介を、いくらやったとしても売り上げが安定せず、結局何も残らなかったようにも思います。

 

今から振り返ってみても一番大きな間違いだったのは「会社を大きくしなければいけない」という思い込みでした。

 

当社にも何人もの新卒社員が入社しましたが、1人も成長させることができず、申しわけない気持ちです。

 

今のようにごく小さな会社で、ストックビジネスを展開させていたなら、今頃は倍の資産を持っていたような気もします。

 

と、まあ、過去をいくら反省しても詮無いこと。

 

この際、今までの不具合や失敗は完全リセットし、輝く将来に向かって頑張るのみです。

約束時間の30分前に行く

今は営業の第一線からは身を引いているので、 あまり人と待ち合わせするということはありません。

 

回数が少ないということもあるのですが、最近は待ち合わせの場合、約束の時間の30分前に行くようにしています。

 

何か忘れ物があったり、ハプニングがあったりした場合でも、30分あれば大抵リカバリーできます。

 

相手が私よりも早く来ているということはまずなく、もうそれだけで立場が有利になります。

 

商談なら圧勝でしょう。

 

早く着いて30分間ぼうっとしているのは時間がもったいないので、手帳をチェックするようにしています。

 

私は5年手帳を使っており、今年は新しい5年手帳の最初の年です。

 

さすがに来年以降の予定はまだ全然決まっていないのですが、今年の予定はもうパンパンに入っています。

 

「旅人投資家」にふさわしく、旅行の予定もいっぱい入っているのですが、「掃除の日」や「読書の日」もあらかじめ決めていて、それらの日はそれぞれの「やるべきこと」に集中していきます。

 

手帳の予定を何度も見直すことになるのですが、 その都度新しい発見があったり、アイデアが浮かんだりするのです。

 

そうするとイメージが頭の中に段々と出来上がってきて、当日はムダな時間やエネルギーを使うことなく、ひじょうに充実した展開となります。

 

 

グッスリ眠る

良質な睡眠、すなわちグッスリ眠ることは、それ自体が目的であり、また手段でもあります。

 

気持ちがいい睡眠は幸せだし、体をユックリ休ませると、あとあとのパフォーマンスが違ってきます。

 

若い時にどこででも寝られる体力があっても、それを生涯にわたって続けられるかといえば疑問です。

 

良い睡眠環境を整えていくことは、いい人生にするための布石でもあります。

 

ある本で著者が「最高級ベッドを買って大正解だった」と述べていました。

 

人生の3分の1を過ごす場所にお金をかけるのは、最も効率のいい投資の一つなのかもしれません。

 

私もそれを読み、さっそくベッドを買い替えたのですが、確かに大正解でした。

 

家のベッドがあまりに心地いいので、たまにビジネスホテルに泊まった時など、ベッドの質感にカクンとなることがあります。

 

別の著者が「寝室の温度や湿度にも注意し、できるだけ快適な睡眠環境になるように工夫している」とも書いていました。

 

私も寝室を分厚いカーテンに変えただけで、一挙に深い眠りになった経験があります(そしてそれは今も続いています)。

 

睡眠時間をたっぷり取ろうと思ったら、つまらないことで時間を消費(浪費)しないようにしなければなりません。

 

つまり「睡眠たっぷり」はシンプルライフの基本とも言えるわけです。

 

自分の力で健康に

ここ十数年、病院や医院には足を踏み入れていません(歯科医を除く)。

 

病院などは本当に波動が悪く、近づかないほうが無難な気がします。

 

トルストイは「幸福な家庭は同じように幸福だが、不幸な家庭はサマザマに不幸だ」と述べていますが「健康な人は同じように健康だけど、病気の人にはサマザマな病名がある」と言い換えても通用しそうです。

 

やなせたかし」さんは78歳まで全くの病気知らずだったのに、78歳以降は病気のデパートというぐらい、体のあちこちの具合が非常に悪くなりました。

 

だから私も健康を豪語せずに謙虚に過ごそうと思っています。

 

ここ十数年で一番効果があったと思われる健康習慣は少食にし、よく噛むようにしたことです。

 

ビオフェルミンを飲みだしたのも、とてもよかったのです。

 

腸の調子が最高によくなりました。

 

腸は体の免疫力の大部分を作り出しているとのこと。

 

「絶好腸」の人はコロナにもかからないのではないかと思います。

 

「夜中にトイレによく起きる」というのは老人の特徴の一つのようですが、75歳のセミナー講師が「八味地黄丸を飲みだしてから、トイレの回数が減った」と述べており、私も試すと確かにその通りでした。

 

が、それ以外のクスリは極力飲まないようにしようと思っています。

 

病院へ行くと山ほど薬が出てくるので、それも病院に近づかない理由の一つです。

睡眠時間を増やす

どんな仕事についていようと、あるいは仕事をリタイアしていたとしても、健康こそすべての基盤です。

 

頑張ったからといって健康を損なうと何にもなりません。

 

歴史上、何人もの有能な人が結核で亡くなっていますが、これなど頑張りすぎの典型です。

 

武田信玄だって京への進軍の途中で結核で亡くなったのですが、死んでならなければ天下を取っていたはずです。

 

信長は天下を取る目前で49歳で亡くなりました(病気ではなく、暗殺ですが)。

 

秀吉は天下を取った後、62歳で亡くなりました(たぶん老衰)。

 

歴史を検証すると、もう1年長生きしていれば、徳川の世は来なかったかもしれないのです。

 

一方の家康は「長生きが最大の戦力」とばかり、健康に非常に留意して、結局75歳まで生き、265年にわたる徳川幕府を築き上げました。

 

最近「読書と睡眠は最高の自己投資」ということに気がつきました。

 

読書はさておき、今9時間睡眠を目指しています。

 

たっぷりと寝ると病気になりようがないのです。

 

仕事や勉強のパフォーマンスも上がるし、これほどリターンの大きい投資はないのではないかと思います。

 

睡眠を短くしているのは、ひとえに「どうでもいいこと」に時間を浪費しているからです。

 

やっぱりシンプルライフがベストですね。

読書の功徳

神社へのお賽銭は半年以内に100倍になって返ってくるという経験則があります。

 

読書の場合はそれほどのリターンはないのですが、それでも本代の10倍くらいは戻ってくるように思います。

 

本も読まずにセッセと仕事するのも悪くないのですが、たまには本を読んでリターンを大きくする工夫があれば、もっといいかもしれません。

 

私はアホの中学生生活を送っていたのですが、矢内正一先生とたった2時間お話をしただけで、脳内革命が起こり、中3の時に受験勉強を猛烈にやり出し、無事志望校に合格したという経験があります。

 

大学へは自動的に進学できる高校だったので、入学したあと「この際、本を読もう!」と読書の道を歩み始めました。

 

高校生の時は月に10冊ぐらい読んでいたのではないかと思います。

 

社会人になってからも本は手放さなかったのですが、今ほど読み出したのは比較的最近のことです。

 

10年前のブログを読んでいたら、まだ月に100冊読んでいませんでした。

 

徐々に増やしていき、今は月200冊です。

 

外国語の本を読み、あと50冊増やすというのが70歳代前半の目標です。

 

自己啓発の本を読み続けていると、次第に自分が成長し、潜在意識にも助けられやすくなり、気がついたら目指す目標に到達していたという経験を何度もしています。

 

健康に関する本を手当たり次第に読んでいたら、体調がどんどん良くなっていったという経験もしています。

 

ついでながら「医者は病気の専門家だが、健康の専門家ではない」とか「トップアスリートが健康体のモデルではない」ということも分かりました。

 

自分への投資

自分への投資を怠らない人は間違いなく一流で、そうでない人は二流もしくは三流というのが相場です。

 

ごくたまに「この人はホントにスゴイ!」と思う人がいるのですが、それは大抵の場合「超一流の人物」です。

 

自己投資への時間を持たず、仕事ばかりしていると、今はいいかもしれないけれど、次のステップには行きづらいのです。

 

仕事もしないで遊んでばかりいるのは論外で、ステップアップどころか、どんどん下に落ちていきます。

 

イギリスは階級社会ですが、中流階級が恐怖に近い感情を持つのがワーキングクラスに落ちることだそうです。

 

自己投資と言ってもさまざまで、セミナーが好きで、いろんなセミナーに顔を出している経営者がいます。

 

私も若い頃は一種のセミナー狂でしたが、そういう人はほかにもいるもので、どこのセミナーに行っても出会う人がいました。

 

勉強好きが集まる会合には良い波動が感じられます。

 

いい人と出会うと刺激を受けるし、逆に具合の悪い人と接すると、経営にも人生にも大きなマイナスをもたらします。

 

私自身も何度もそんな経験をしてきました。

 

セミナーでは知人(もしくは友人)ができますが、読書ではリアルな友人はできません。

 

が、読書ほどコストパフォーマンスのいい投資は、ちょっとほかにはないのではないかと思っています。