コロナで学び、次に活かす

コロナで色々と学んだことが多かったので、あとで「コロナがあって良かった」と思える時が来るような気がしています。

学んだことは、まずは資金的なゆとりを持つこと。

資金がなくて会社運営費にたちまちに困るのも大変ですが、次のチャンスを逃がすのもモッタイない気がします。

当社は借入れをせずに、収益物件を自己資金で賄(まかな)ってきたのですが、それにしてもギリギリの資金繰りで購入してきました。

今回、コロナ後に「お買得物件」が出てくる可能性があります。

今のような資金事情だとそれらを購入していく余裕がないわけです。

有名なエピソードなのですが、アパホテルは自社の不祥事があったとき、それまで借入れしていた金融機関から借入金の返済を求められました。

その時に、すでに購入していたホテル建設予定地まですべて売却したとのこと。

そうして財務的に楽になったところでリーマンショック

資金繰りに困った他社が売り出したホテルを、割安もしくは格安で買うことができ、今の基盤ができたそうです。

まさに「禍福はあざなえる縄のごとし」であります。

資金以外のことで学んだのは正に「健康であること!」であります。

どんな状況においても健康だけはシッカリとキープしたいものです。

また免疫力さえ持っていれば、少々のウィルスや病原菌も怖くないはずです。

私も今まで以上に本気で健康に立ち向かおうと思っています。

食事、睡眠は、ほぼ理想に近い形になりました。

運動もすぐにやり過ぎる方なので、今ぐらいがちょうどいいのかもしれません。

体はともかく、頭だけは毎日かなり鍛えています。

簿記のスゴさ、ITのスゴさ

500年前にイタリアの商人たちが複式簿記を使い出し、そこから西洋の勃興が始まったような気がします。

複式簿記は極めて優れた会計システムですが、複式簿記を用いる組織(会社など)もまた優れたものになるという性質を持っているようで「おそるべし複式簿記!」なのであります。

複式簿記は発明以来ずっと使われていて、500年間劣化していないシステムということ自体が驚異でもあります。

筆算で行うのか、電卓を使うのか、あるいはコンピュータに任せてしまうのかは別として、基本的には全く同じシステムなのです。

私はサラリーマンの時に経理学校で(夜学して)簿記の基本を学びました。

営業職だったのに経理を習いに行ったのは、自分でも本当にエラかったと思います。

それがのちのち会社経営にどれほど役にたったか底知れず、中小企業のオヤジであろうが、上場企業の重役であろうが、経理を知らずして会社経営はあり得ないというのは間違いがありません。

ただし私が経理学校に行っていた頃は、パソコンやITなどというものは世の中になく、あれば必ずそういった学校にも勉強に行っていたはずで、IT関係の知識の脆弱さは今でも私の弱点になっています。

アポロ11号は人類初の月面着陸をしたわけですが、この時には膨大な電算機が駆使されました。

が、今のスマホ1台の方が、その時の全コンピュータの計算能力を上回っているのだそうで、これは1995年にウインドウズ95を買った人でも想像もつかなかったことではないでしょうか。

アメリカのNASA航空宇宙局に友人がいる人がいて、それによると、今ならスマホ1台で簡単にロケットが打ち上げられるのだそうです。

私はスマホ登場あたりから、ITに落ちこぼれ始めており、新しいITに必死になってついていかないと、ビジネスどころか普通の生活すら難しくなりそうで、これが実は長寿のリスクでもあります。

 

たびたび神たび

この3月までは毎月東京へ行っており、そのあとも行くつもりで、ずっとホテルの予約もしていたのですが、4月分からはキャンセルせざるを得ませんでした。

4月から8月までの5か月間は休みとし、9月からまた東京行きを再開したいと思っています。

ちょうど次の投資のため、お金を貯めなければいけない時でもあり、それはそれでよかったかもしれません。

東京行きの代わりに、ちょくちょくと「神たび」に出かけました。

クルマで神社を訪問すると、人と接触する機会はなく、逆に抜群の環境で神さまと接触できます。

高速道路も空いており「あの時もっとたくさん訪問しておけばよかった」と後で後悔するかもしれません。

1泊2日であれば、関西、四国、中国、北陸、東海あたりだと、たいていの所は参拝できてしまえます。

今は至る所に全国チェーンのビジネスホテルがあり、リーゾナブルで清潔なので、その予約さえしておけば、クルマ旅なので電車や飛行機の予約も不要です。

私は旅に出ると1日1食になることも少なくないし、1人なので食事は外食レストランや高速道路のサービスエリアで十分満足できます。

「車勉」(クルマの中でCDを聴いての勉強)もできるし、最初にナビを設定しておけば道に迷うこともありません。

神社参拝がメインの目的なのですが、旅に出ると色々なことに偶然気がつくことがあります。

例えば、兵庫県川西市多田神社には清和源氏の武将が祭られています。

源満仲武家の棟梁で、その息子に源頼光がおり、坂田金時(♬ま~さかり担いで金太郎、クマにまたがりお馬のけいこ♬)などの四天王と呼ばれる家臣がいました。

京都府福知山市の元伊勢に参拝に行った折、近くで「鬼の名所・大江山」という看板を見ました。

その時に「源頼光はここまで酒呑童子を退治しに来たのだ」ということが一瞬にしてわかり、私の中の断片的な知識が一挙につながり、ちょっと感動した経験があります。

 

大山祇神社へのクルマ旅 その3

しまなみ海道ではいくつもの島を結んで、本州から四国に橋が架かっています。

その島の一つに大山祇(おおやまつみ)神社があります。

村上水軍記念館にも行ってきました。

水軍といえばカッコいいのですが、海賊とも呼ばれていました。

海賊だから船を襲うことばかりしていたのかと言えばそうでもなく、瀬戸内海を通る船から通行料を取り、航海の安全を保障するというビジネスモデルであります。

しまなみ海道の島出身の、大学の後輩(女子)から聞いた話ですが、島の学校ではクラスメイトの半分以上が「村上」姓だったそうです。

ちなみに彼女は都会に憧れて関西に出てきたのに、間違って三田(さんだ)にある学部に入学してしまい、思っていたイメージと違い、入学早々「号泣した」との話には大笑いしてしまいました。

さて、宿泊は四国側に渡った今治のホテルを予約しました。

そのホテルの建物は四国で4番目に背が高く、市内のいたるところから見えるようで、街のシンボルでもあります。

かなり(頑張った)贅沢なつくりで、一体どこが建てたのかと思ったら造船会社でした。

尾道(おのみち)でも造船会社がつくった豪勢なホテルに泊まったことがあります。

今治は造船とタオルが2大産業なのかもしれません。

(決して今治の悪口を言うのではありませんが)街を走っていて「どうして地方都市はダサいのか?」の疑問が解けました。

要は「あか抜けた」お店がないのです。

これではノウハウが蓄積された全国チェーン店に負けてしまうはずです。

「チャーミングなお店は街の魅力そのもの」ということに気がつきました。 

大山祇神社へのクルマ旅 その2

時たま(と言うか定期的に)クルマ旅をする必要があるのは、送られてくるCDを聴く時間を持つためでもあります。

ビジネスや株のCDが3,4社から毎月送られてきます。

家や会社にいて、それらのCDをジックリ聞けるかというと、やはりちょっとムリなのです。

今回のクルマ旅で聴いたCDは計12枚。

定期的に送られてくるのですが、講師はバラバラなので、大当たりのCDもあれば、ハズレのCDもあります。

ハズレのCDは聞いている時間がもったいないので、最後まで聞くことはありません。

たまに大当たりのCDは、講師の名前をメモし、出版されている本もあとで全部買うようにしています。

私とは基本的な考え方が違うのですが、寺島実郎氏が年2回のセミナーで行う講演のCDを「定点観測」として購入しています。

例えば今回の「子供が減ったからおもちゃの売行きが悪くなると思いがちだが、実際はよく売れている。なぜなら子供におもちゃを買う大人が増えているから」というのには、ハッとしました。

実際の使用者と購入者が違うことに気がつかなければいけないのですね。

そう言えば、百貨店では高いランドセルから売切れになるそうです。

つまりランドセルは子供が買うのではなくて、その祖父や祖母が買うものだからです。

当家でも妻が孫にランドセルを買ってやっていました(お金は私が支払うことになりますが)。

教育などでも支払う人間(親)と、サービスを受ける人間(子供)が違うわけです。

だから大学などでも、あんなにダルい授業がまかり通っているのだと思います。

社会人相手だと、いい加減な授業はできません(仮にすれば、あっという間に顧客が離れてしまいます)。

これからの大学は新しい能力をつけるための、社会人の再教育の場であっていいのではないかと思うのです。

定年後、もう一度勉強し直したい人もいっぱいいると思うのです。

 

大山祇神社へのクルマ旅 その1

毎月、伊勢神宮に参拝しているのですが、その予定を1年も前から決め、ホテルも予約しています。

が、今回コロナの影響で、伊勢神宮への参拝がしにくくなり、かわりに大山祇(おおやまつみ)神社に行くことにしました。

大山祇神社は「しまなみ海道」の途中にある大三島(という島)にあります。

愛媛県に所属し、一応四国ということになります。

自宅から大山祇神社まで、事前にナビで調べるとクルマで3時間40分ほど。

私の運転だと多分5時間だろうと予測していたのですが、朝8時20分にスタートし、実際に到着したのが午後1時20分。

ピッタリ5時間でした。

大山積(おおやまつみ)大神は天照大神の兄にあたられ、山の神々の親神とのことです。

大山祇神社は「日本総鎮守」と呼ばれ、全国に1万もの分社があるのですが、ここはその総本山とも言うべきところです。

鳥居をくぐると空気が違ってきて、平和でドッシリとした雰囲気がありました。

神主による御祈祷をお願いしました。

大きな神社に行った折は、できるだけご祈祷を受ける方がいいように思います。

神社に入った時はピンと来なくても、ご祈祷を受けることによって印象がすっかり変わることがあります。

参拝のあと「村上水軍博物館」にも立ち寄りました。

現地へ来て展示物を見ていると、やはり色々と分かってくることがあります。

そういった積み重ねが教養として形成されていくのかもしれません。

ホテルには午後4時ごろ到着し、お風呂に入ったあと、食事か睡眠かで迷い(どちらも魅力的だったのですが)睡眠を選んで午後5時からベッドに入りました。

何とそこから8時間も寝て、起きたのが夜中の1時でありました。

大山祇神社

f:id:deguchi:20200604030623j:plain

平和でどっしりとした雰囲気でした。

f:id:deguchi:20200604030630j:plain

なんと樹齢2,600年とのこと。

f:id:deguchi:20200604030637j:plain

こちらは伊藤博文が手植えした樹木。

f:id:deguchi:20200604030607j:plain

本殿です。

f:id:deguchi:20200604030615j:plain



 

 

コロナをチャンスに変える

今回のコロナ騒ぎでは色んなことを学びました。

私は早い時期に本で新型コロナの本質を理解していたので、右往左往することはなかったのですが、メディアの煽(あお)りで人々がパニックになっていくのを客観的に見ていると、ちょっと怖いものがありました。

コロナ前に事業転換していたのはラッキー以外の何物でもありません。

自分が意図して推し進めてきたことではないのに、何となく流れとして、事業を人手がいらないストックビジネスに変え、会社を小さくしていました。

これらがコロナ前にほぼ完了していたのです。

ただ「預金代わりに、毎月一定額の株を買い増していく」や「一度買った株は10年間は売らない」を方針として実践していたのですが、これらは今のところ大失敗です。

巨額の含み損を抱えています。

しかし新規の収益案件が出てきた場合は、その購入資金をつくるために、株を「損切り」するという腹はくくれています。

損した分、また儲ければいいだけの話です。

政府や行政を当てにせず、自分たちで勝手に繁栄していくべきだということも、今回よく分かりました。

コロナ騒ぎの間、売上げ低迷は仕方なかったと思いますが、これを機に経費の見直しをしようと思っています。

何かよほどのことがない限り、経費の見直しなどというのは案外しないということにも、今回気づくことができました。

また普段から勉強しておくことは極めて大事ですね。

本を多読していると知的な予知能力が、また信仰を深めていくと直感的な予知能力が得られます。

昨年あたりから何か変な予感がしていたのですが、自分の予知能力に自信があるわけでもなく、株を売却するなどの実行力もありませんでした。

今後は徹底的に予知能力を磨こうと思います。

またその予知能力を活かす実行力もつけたいと思うのです。