わくわく神たび

平成25年(2013年)に伊勢神宮出雲大社の両方で式年遷宮がありました。

私はご縁をいただき、その両方の式典に参加することができました。

伊勢と出雲の式年遷宮が重なるのは、この2,000年の歴史の中でたった2回だけだそうです。

その時から私の神道人生の扉が、音をたてて開いていきました。

出雲大社式年遷宮は60年ぶりだったのですが、伊勢神宮は20年ごとに行われています。

2013年の時、私は60歳だったので、40歳の時も20歳の時も行われていたはずなのに、記憶にもなく、まったくのスルーで終わってしまっています。

それが60歳の時に突如として人生が変わるようなことが起こったわけで、「神縁」としか言いようがありません。

その時以来、神道にハマっております。

従って当然80歳の時の式年遷宮にも参加するつもりだし、密かに100歳の時も狙っております。

神格の高い神社に参拝すると、明らかに運気が上昇します。

あるいはケガレが祓(はら)われるのか、心が軽くなります。

せっかく日本に生まれたのだから、神社に行かないと損だと思うのです。

私自身のスケジュールで、来年は水曜・木曜がフリーになります。

今年はせっせと仕事してお金を貯めて、来年の「神たび」に備えようと思っています。

時どき「神たび」に出かけないと「車勉」で聴くCDがたまって仕方ないという理由もあるし、ブログのネタを得たいという気持ちもあります。

1泊2日ならかなりの範囲で「神たび」ができます。

もう少し遠い所なら2泊3日、それでもなおムリなら3泊4日で行きたいと思っています。

もう考えるだけでワクワクするのであります。

最近の思いと行動

勤勉という武器を手放さない限り、コロナであろうと何であろうと、何とかなると思っています。

勤勉であるのによく失敗するのは、知らず知らずのうちに傲慢になってくるからです。

傲慢になると、時間にルーズになっていきます。

時間にルーズになると、人からの信用もなくすし、幸運の神様からも見放されます。

戦国武将を研究している人がいて、飛ぶ鳥を落とす勢いだった武将が、あっという間に没落する原因のすべては奢(おご)りだということです。

結局、奢りのなかった家康が天下を取ったということなのでしょう。

心が乱れていると、その周辺の空間も乱れだします。

服装がだらしなくなったり、場が汚れてきたりします。

優秀な工場は例外なく床がピカピカです。

倉庫やクルマやオフィスの中が、整理もされずグジャグジャになると、破たんが近いのです。

これには例外がなかったことを、私自身の40年間の観察から自信を持って言うことができます。

人は仕事でも当然ながら成長できるのですが、旅・本・人も器を大きくしてくれます。

私は今まで111回海外旅行をし、そのほとんどが1人旅だったのですが、どの旅もものすごく自分を成長させてくれました。

いま国内のクルマ旅にハマっているのですが、行って後悔したことは、今まで一度もありません。

先日も多賀大社を訪問したのですが「村山たか」という井伊直弼(なおすけ)側の女スパイがいたことを地元の掲示で知りました。

井伊直弼は、幕末の暗黒部分である安政の大獄を起こした張本人で、吉田松陰先生や橋本左内などの、日本にとって有為な青年たちを処刑しました。

私など歴史上の極悪人だと思っていますが、地元では好意的に見られていることを知りました。

ちなみに楽天のエース則本投手も多賀市出身だということを、現地へ行ってみて知りました。

 

 

経営の神髄

破産専門弁護士のことを「サンドイッチ弁護士」と呼ぶのだそうです。

「挟んで(破産で)食べている」とのシャレとのこと。

ある破産専門弁護士の本を読んだのですが、その人は最初、会社の決算書が全く読めなかったのだそうです。

しかし裁判所に書類を提出するためには経理や財務のことが分かっていないと話にならず、会計を猛勉強しました。

当時その人には3つの思い込みがあり、ひとつは「会社の経営者は全員が決算書が読めるはず」であり、もうひとつは「どこの会社にも経営理念と事業計画があるはず」であり、そして「税理士は全員が会社経営のアドバイスができるはず」というものです。

すべてが幻想だったことは、法人の破産申告を何件かやっている間にすぐに分かったとのことです。

あるとき経営の危機に瀕した、ある運送会社の2代目社長の再建の手伝いをしました。

2代目社長は、燃費を削減するためにタコメーターを設置したり、運転手とのコミュニケーションを取ろうとしたり、安全運転のポスターを貼ったり、あるいは自己啓発セミナーに出たり、経営者の会に入ったりしましたが、なかなか事態は好転しませんでした。

ドライバーの採用に力を入れても、同じ数のドライバーが辞めていく始末。

あるとき2代目社長は、突然会社の近くに引っ越ししました。

出社時間は以前は9時でしたが、朝5時前には出社するようになりました。

朝5時に深夜便のトラックが戻って来るし、早朝便も出発するからです。

結果、平日ゴルフも夜の飲み屋へも全く出向かなくなりました。

毎朝5時には会社の駐車ゲートに立ち、安全灯を振ってドライバーを「ご苦労さま!」と迎え、「ご安全に!」と送り出します。

するとその後、みるみる燃費も良くなり、事故も減り、離職率も下がり、長年の赤字から脱却し、わずかながらも利益が出たのだそうです。

そしてほとんどの社員が、2代目社長を尊敬するようになったとのこと。

この話を読み、経営の何たるかが分かったような気がしました。

 

 

 

コロナで変化し、進化する

今回のコロナ騒ぎは、経費の見直しのチャンスだと思います。

今まで必要だと思っていた経費が、案外そんなに重要じゃなかったということに気づくこともありました。

何回ものピンチを経て、かなり経費を絞ってきたつもりなのですが、コロナのおかげで「本当に必要なもの」とそうでないものとがハッキリしてきました。

1989年のバブル崩壊のあとも「経費削減」という言葉さえ出せば、お付き合いでの会費や、余計な広告費をバンバン断ることができましたが、今回もまた「コロナ」のひと言が黄門様の印籠のように力を発揮しそうです。

仮に10万円のムダな経費をなくせば、10万円稼ぐのと同じ効果が出ます。

売上増大と経費削減の、どちらが簡単にできるかと言えば、もちろん経費削減の方です。

売上増大には相手(お客様)がからんできますが、経費削減は自社内の判断だけで行えるからです。

今回のコロナ騒ぎでは、キャッシュの大切さを身に染みて感じました。

「お金を貯めて収益物件を一つ一つ増やしていく」というのが当社の基本方針ですが、お金が貯まったら、すぐに丸々全部使ってしまうのではなく、購入したあとでも、まだ十分な手元流動性が残っているようにしたいと思っています。

要は常にキャッシュが余裕で手元にある状態です。

総資本回転率などクソくらえという考え方でもあります。

「会社は大きくしなければならない」という思い込みを捨てたところから、経営が安定し、利益が増えだしました。

自社運営のコインパーキングもキレイにメンテナンスを行っているし、オフィスだってピカピカです。

政府や行政を当てにすることなく、自分たちで勝手に繁栄していこうと決意を固めました。

せっかくのコロナ騒ぎだったのだから、コロナ前とコロナ後とでは会社も自分たちも変化し、進化していなければウソだと思うのです。

 

 

多賀大社

日帰り「神たび」の一環として、多賀大社にお参りに行ってきました。

滋賀県にあり、宝塚の我が家からはクルマで2時間弱の所にあります。

多賀大社のご祭神はイザナギの命(みこと)、イザナミの命です。

「お伊勢参らばお多賀へ参れ。お伊勢、お多賀の子でござる」という言葉があるのですが、伊勢神宮天照大神(アマテラスおおみかみ)は、イザナギイザナミの娘です。

娘と言っても長女というわけではなく、それまでに十数柱の神々がイザナギイザナミから生まれています。

イザナギが黄泉の国から逃げて帰って来て「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」で禊(みそぎ)を行い、その時にツキヨミやスサノオとともに天照大神が生まれています。

「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」は「ツクシのヒムカのタチバナのオドのアワギハラ」と読むのですが、重要な祝詞(のりと)にもよく出てきます。

なぜ地名が祝詞でイチイチ読まれるのかはよく分からないのですが、実際に唱えてみるとリズムがあって心地いいのです(私は毎朝唱えています)。

話を戻すと、その伝でいくなら、父親はイザナギですが、母親はイザナミではないように推測されます。

淡路島にも伊弉諾神宮があり、そちらにも参拝したことがあるのですが、ご祭神が同じだと、何となく雰囲気や波動が似ているような気がしました。

ちなみに「大社」というのは伝統のある大きな神社で、「神宮」は天皇家とつながりの深い神社につけられています。

琵琶湖周辺は昔から豊かな地で、歴史に出てくる人物を挙げるなら、かつては浅井長政が収め、徳川四天王井伊直政が家康からこの地を与えられました。

近江商人の発祥の地でもあり、伊藤忠や丸紅も元をたどればここから生まれています。

最初の鳥居です。

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ご祭神はイザナギイザナミ

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多賀大社本殿

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別のアングルからパチリ

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伊勢神宮にもある子安神社がここにもありました。ご祭神は同じ木花咲耶姫コノハナサクヤひめ)です。

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稲荷神社も同じ敷地内にあります。

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君が代「」に出てくる「さざれ石」はこういう石のことをいうのですね。

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武田信玄からの祈願書

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得意な事業に絞る

「絞る」や「集中」や「引き算」が今の私のキーワードです。

やるべきテーマを3つに絞ったので、頭の中が非常にスッキリし、余計なことに煩わされることがなくなりました。

「多読」と「語学」と「投資」がその3つなのですが、人生の後半戦はこの3つだけに集中します。

逆に言えば、それら以外のことはどちらでもいいことで、つまらないことにはもう拘(こだわ)らないことにしました。

と、言うか、とらわれている時間がもったいないのです。

街の不動産屋を長いことしていましたが、うまくいっている他社の真似をしているうちに、段々と業務や事業が増えてきてしまうのです。

これは当社だけの話ではなく、勉強熱心な経営者の会社は大抵そうなのです。

自社が一番得意な分野だけに絞る決断は、何か大きなきっかけでもない限り(とてもじゃないけど)できるものではありません。

ひょっとしたら今回のコロナ騒ぎは、事業を見直す絶好の機会かもしれません。

当社は売買仲介をやめ、賃貸管理をやめ、賃貸仲介をやめ、駐車場管理をやめ、コインパーキング事業と不動産オーナー業に事業を絞りました。

人手が必要でないストックビジネスにすると、固定費が少なくてすみ、安定した収入があり、コロナなどの「まさか」があっても、生き残り率が高くなります。

コインパーキングと同じような事業に「太陽光発電」や「海外不動産投資」や「民泊」などがありますが、早々に「やらない」ことを決めています。

しかしながらコインランドリーは只今研究中であります。

月に3度の参拝の旅

毎月、伊勢神宮に参拝に行っているのですが、今回のコロナ騒ぎでは定宿のホテルが休館、また神宮周辺の駐車場が閉鎖となりました。

参拝時間も朝6時から午後3時までと短くなり、正式参拝も中止となっています。

こういう時期こそ信仰が大事だと思うのですが、参拝を排除するようなやり方は、はたして天照大神(アマテラスおおみかみ)のご意向に沿っているのかどうか疑問に思っています。

いつも月の初めに伊勢を訪れているのですが、今回は伊勢のかわりに大山祇(おおやまつみ)神社に行くことにしました。

大山祇神社愛媛県今治市の「しまなみ海道」の途中の島にあります。

その辺一帯は村上水軍(海賊とも言う)の拠点だったところで、できれば「村上水軍博物館」にも行きたいと思っています。

大山祇神社のご祭神は大山祇命オオヤマツミのミコト)で、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)のお父さんでもあります。

6月中旬以降になると、さすがに伊勢神宮も通常運営になると思われ、その時に1度日帰りで伊勢神宮に行ってこようと思っています

(78カ月連続参拝を中断したくない気持ちもあります)。

私の運転だと片道3時間半ほどかかるので、往復だと7時間。

従って「1泊しなければならない」との思い込みがありました。

その思い込みを打ち破る絶好の機会を、コロナが提供してくれたということになります。

伊勢神宮参拝は黒の礼服か濃紺のスーツを着用します。

夏の間など外宮、内宮と回っている間に、服が汗でズクズクになります。

従って今回の伊勢日帰り計画では、参拝のあと神宮近くのスーパー銭湯に立ち寄ることにしています。

6月はそのほかに、1年も前から予定している出雲大社訪問もあり、1ヵ月の間に3つもの有名神社を参拝するのは初めての経験でもあります。