コロナで変化し、進化する

今回のコロナ騒ぎは、経費の見直しのチャンスだと思います。

今まで必要だと思っていた経費が、案外そんなに重要じゃなかったということに気づくこともありました。

何回ものピンチを経て、かなり経費を絞ってきたつもりなのですが、コロナのおかげで「本当に必要なもの」とそうでないものとがハッキリしてきました。

1989年のバブル崩壊のあとも「経費削減」という言葉さえ出せば、お付き合いでの会費や、余計な広告費をバンバン断ることができましたが、今回もまた「コロナ」のひと言が黄門様の印籠のように力を発揮しそうです。

仮に10万円のムダな経費をなくせば、10万円稼ぐのと同じ効果が出ます。

売上増大と経費削減の、どちらが簡単にできるかと言えば、もちろん経費削減の方です。

売上増大には相手(お客様)がからんできますが、経費削減は自社内の判断だけで行えるからです。

今回のコロナ騒ぎでは、キャッシュの大切さを身に染みて感じました。

「お金を貯めて収益物件を一つ一つ増やしていく」というのが当社の基本方針ですが、お金が貯まったら、すぐに丸々全部使ってしまうのではなく、購入したあとでも、まだ十分な手元流動性が残っているようにしたいと思っています。

要は常にキャッシュが余裕で手元にある状態です。

総資本回転率などクソくらえという考え方でもあります。

「会社は大きくしなければならない」という思い込みを捨てたところから、経営が安定し、利益が増えだしました。

自社運営のコインパーキングもキレイにメンテナンスを行っているし、オフィスだってピカピカです。

政府や行政を当てにすることなく、自分たちで勝手に繁栄していこうと決意を固めました。

せっかくのコロナ騒ぎだったのだから、コロナ前とコロナ後とでは会社も自分たちも変化し、進化していなければウソだと思うのです。