ヨーロッパの政治の流れは右傾化へ向かっている印象があります。
ドイツは今、SPD(左派)と、FDP(訳せば「自由民主党」)と、グリーン党の連立与党で、それぞれのシンボルカラーが「赤」、「黄」、「緑」なので「信号内閣」と呼ばれています。
ドイツにはCDPという、大きな保守政党があるのですが、今これは下野中で、全体的には「左派与党」と言っていいと思います。
それに対し「AfD(訳せば「ドイツのための選択」)という最右派勢力が力をつけてきており、「ナチスを彷彿させ」るとドイツ各地で「反AfD」のデモが行われたりしています。
AfDの主張は主に2つで「反移民」と「反EU」。
これはドイツだけでなく、ヨーロッパの他の極右勢力の共通点でもあります。
フランスはルペンという極右の女性指導者がいて、前回の大統領選では現マクロン大統領に負けましたが、次の大統領の可能性も残っています。
イタリアは高卒のシングルマザーの極右熟女が首相を務めています(決して悪口を言っているわけではありません)。
不思議なことにヨーロッパの右翼には親ロシア傾向があるのです。
急に中国の話になりますが、中国には実質的に「中国共産党」しか政党はありません。
日本共産党は明らかに左翼ですが、中国共産党が左翼か右翼かはよくわからないところがあります。