ITの発達と語学

会計や経済の本を出している著者(日本人)が、中国語に訳した本を出したところ、台湾や香港の経営者からネットでメッセージが来るようになったそうです。

 

先方は中国語で書いてくるのですが、今は便利なネット翻訳があるので、意味は簡単に分かるとのこと。

 

またその返事を出すのですが、それは日本語でそのまま送るのだそうです。

 

相手はそれを中国語にネット翻訳して理解するわけです。

 

今までだったら、お互い英語を使って「文通」していたものが、それぞれの母国語を使って意思疎通できるようになりました。

 

英語は全く介在しないのです。

 

大学で英語を教えている知人が「今、世界的に英語を学ぼうとする学生が減っている。その理由はITが発達したから」と話していたことがありますが、まさにそんな時代になってきたのですね。

 

私は毎日フランス語とドイツ語と英語のネット新聞を読んでいるのですが、これなどもう5年もすれば完全にムダな努力になるのかもしれません。

 

SNSなどを見ていると、多言語を自由自在に操る人がいて「カッコいい!」と思います。

 

実は私も「5か国語ペラペラ」を目指していた時期があるのですが、話すのが上手になっても話す相手がいないということに、ある日突然気がつきました。

 

そこで「読む」に特化して語学を勉強することにしたのです。

 

各言語の本を読むというのが、最終的な目標です。