大学を出て3年間、私もサラリーマンをやった経験があります。
ダルい会社で、仕事的にはあまり得ることがなかったように思うのですが、あまり忙しくなかったメリットを活かし、簿記と英語を勉強するために「夜学」に通っていました。
今から思えば、これらが後(のち)に物凄い効果をもたらしています。
日商簿記2級は私が取得した数少ない資格の一つです。
簿記を学ぶと必然的に会計学の勉強もしたくなります。
曲がりなりにも決算書が読めるようになったのは、この時期に勉強した知識のおかげです。
イケイケ・ドンドンの初心者経営者は、B/Sには無関心で、興味はP/Lのみです。
経営は売上ではなく、利益でもなく、フリーキャッシュフローだということに、私が気づいたのは“やっと”ここ数年の話です。
もう一方の英語は、実際の仕事では使うことはありませんでした。
が、「英語ができる」と大きな自信につながります。
超難関大学の卒業生であっても、また超難関資格の「士」であっても、英語ができないだけで、何となく下に見られるという傾向があるように感じます。
若い頃、私は「歌って踊れて、英語がしゃべれる不動産屋」を目指していました。
が、歌も踊りも捨てた今、英語を続けていくしか、ほかに道は残されていません。