ムリな修行はいらない

九頭竜大社の開祖の教えの中に「特別に修行のようなことはしなくていい」というのがあります。

 

若い頃にそういった教えに触れていたら「修行なしでは向上できないのでは?」と反発していたかもしれません。

 

が、齢70歳になった今は「ムリした修行は不要なのだ」ということがよく分かります。

 

ただし欲望に振り回されるような生き方は論外です。

 

若い頃から「仕事に励む」と「人に親切にする」の2つのことだけを愚直に実行していったなら、厳しい修行などせずとも、晩年、相当高い境地に達することができるという確信が出てきました。

 

仕事に励み、その世界での第一級のレベルになれば、人は勝手に尊敬してくれるし、またそれなりの収入も得られるはずです。

 

「人に親切にする」も自分ができる範囲、つまり自分と接する人たちに対してだけで、とりあえず十分だと思うのです。

 

まずは家族や「働く仲間」に親切にするというのが一番で、これならムリがないはずです。

 

「仕事に励む」は毎日働くということでもあります。

 

一見、大変そうですが、頭脳的にも、精神的にも、体調的にも、その方が圧倒的にいいということを私は体感しています。

 

「継続は力なり」と言いますが、これほどスゴイものはなく、継続に勝てる敵はちょっと思いつきません。