文科系ビジネスパーソンの場合、昔は会計、英語、法学の3つが必須と言われていました。
今はそこにITが加わっています。
というより、ITが他を圧倒するほどの重要性を持っているように思います。
不動産業界の中で私が尊敬していた知人がいるのですが、その人は「不動産の税金」のことでは税理士よりも詳しく、「不動産の法律」のことでは弁護士よりもよく理解し、自分が扱う「不動産の建築」のことでは一級建築士よりも分かっているプロを目指し、常に勉強をしていました。
1989年のバブル崩壊を予言した1人でもあります。
その人が今どうなっているかを言うと、一部上場企業の創業者兼会長です。
その人が持つ圧倒的な実務的知識量に触発され、「自分も勉強しよう!」と思い立ったのですが、実際に私が勉強をやり始めるまで、そこから10年の月日がかかりました。
サラリーマンの時、会社が終わってから経理学校へ通い、「苦学」して簿記2級を取得しました。
今でも会計や財務や勉強は中断することなくポツポツと続けています。
英語の方は仕事の役にも立たないのに、ずっと勉強し続け、今ではさらに役に立たないフランス語とドイツ語に夢中になっています。
若い頃、我妻栄(わがつま さかえ)の民法を独学し、一度だけですが仕事で役に立った覚えがあります。
が、やはり法学全般に疎(うと)いところがあり、それらの本を買っては「ヨコ勉」で速読しています。
ただ一つ、ITの勉強だけはどうしたらいいのか分からず、ずっと知識および実務力の空白状態が続いています。