B/S(バランスシート)を読む

中小零細企業の場合、財務諸表が読める経営者の割合はかなり低いのではないかと思います。
私が知っている不動産業の場合、B/S・P/Lが分かっている経営者は10人に1人いるかどうかといった感じではないでしょうか。

私は社会人になってサラリーマンをしている時に、会計学に目覚めました。
経理部に所属する友人がいたこともあり、一緒になって勉強もし、また色々なことを教えてもらいました。
その友人はサラリーマンをしながら税理士の資格を取り、今は大手企業の経理担当役員をしています。

簿記の勉強もしました。
会社が大阪にあったので、近くに簿記を教えてくれる学校もたくさんあり、そこへ通って学びました。
これを書いていて、英会話スクールへも仕事が終わってから行っていたことを思い出しました。
昔から結構勉強好きだったわけです。

簿記は日商2級に受かる程度まで勉強しています。
「簿記2級」は「宅建主任」とともに、私が持っている数少ない資格の一つです。
簿記や経理の学校での勉強は、自分で不動産会社を始めた後も続けていました。

水曜日を定休日としていたのですが、休みの水曜日にテニスをし、夜に大阪の経理学校に通うのは、かなりキツイものがありました。
私の人生には「苦学」というのはほとんどないのですが、この時期だけは苦学と呼んでもおかしくないのではという気がします。

経理関係の数字が読めるので、税理士さんから月次決算が送られてくると、その内容を経理担当者に私が説明していきます。
人に説明することで、自分自身がよりクリアに理解することが出来るし、ごくたまに説明中に次の一手が見えてくることがあります。