「会社は大きくしなければならない」との誤った思い込みで、長く苦しんできました。
が、その思い込みを捨てたところから、今の快進撃が始まったように思います。
目標自体が間違っているなんてことが、実際にあるのですね。
「3外国語ペラペラ」という目標を持って語学を勉強してきたのですが、イマイチ伸び悩んでいました。
しかし、その目標を「3外国語スラスラ」に変えてから、頭がひじょうにスッキリしました。
「話す」から「読む」に目標を変更したわけです。
すると毎日欠かさず勉強するようになり、またその成果にも確実な手ごたえを感じるようになってきました。
例えばフランス語一つとっても「話す」機会なんて皆無に等しいのです。
プロヴァンス地方への旅や、パリでミシュランの星レストランで食事するときに、学んだフランス語を駆使できるかもしれませんが、膨大な学習時間を費やす割には効果はほんのちょっぴり。
それよりも「読む」に焦点を合わせた方が、活用の範囲が大幅に増えてきます。
読むべき新聞や本はいくらでもあるからです。
しかも一定のレベルに達するのに「読む」は「話す」よりも学習時間が短くてすむのです。
ネット上の「ル・モンド」を書き写し、辞書を使ってその意味を訳していくだけの作業を続けていくと、フランスの新聞が半年で“ほぼ”読めるようになります。
しかも1言語の1日に要する時間はたったの20分(私は他にドイツ語と英語をやっているので計1時間)。
こんな省エネ勉強法で、まさか自分がフランス語の新聞を読めるようになるとは、まったく思いもしないことでした。