語学の喜び

大学で英語を教えている知人と話していて、耳新しいことを聞きました。

 

語学を学ぶ学生数が、世界的に減っているという傾向があるそうです。

 

理由はAIの発達です。

 

私も仏語や独語の新聞記事を読むとき、意味が“あやふや”だったり、どうしても内容が分からなかったりするときは「翻訳機能」を使ってAIに訳してもらうことがあります。

 

今のところは、かなりゴツゴツした訳になることが多く、まだまだ洗練された日本語としては出てきません。

 

が、やがて名翻訳家が訳したような文章になっていくはずです。

 

文章だけでなく、会話であっても、AIを使った同時通訳ができる時代は、もうそこまで来ていると思うのです。

 

では「語学を勉強する意味はどこにあるのか?」ということになるのですが、一つは手軽さ。

 

いちいちAIや道具を使わずとも、自分でサッと理解できるのは、やっぱり便利です。

 

もう一つの学習意義は「語学の勉強自体が面白い」ということに尽きるのではないかと思うのです。

 

受験勉強で英語を勉強するのは苦痛ですが、自分の意志で語学に打ち込んでいくのは、実に楽しいのです。

 

仮にそれが趣味だとしたら、相当レベルの高い趣味になるのではないかとかと思います。

 

私は63歳の時にフランス語を知識ゼロから始めたのですが「画期的語学学習法」のおかげで、今では新聞が読めるようになってきました。

 

生涯、語学の勉強を続けていくならば、ボケ防止にはかなり有効なのではないかと感じています。