「1日も休まない」と「老成力」

「1日も休まない」ということを本で学び(著者は年収4億円)、これを実践していると、やっぱり“なかなか”いいのです。

 

私の場合「1日も休まない」というのは毎日会社に出るということではなく、「知的作業を休まず行なう」という意味になります。

 

予定を全く入れていない日の方が、自由に使える時間が多いので知的作業が進みます。

 

ところが仕事や用事が「なんだかんだ」と入って来るので、予定ゼロの日はほとんどありません。

 

本当にその仕事や用事が必要なのかどうかから検討する必要があるかもしれません。

 

しなくていい仕事(あるいはしない方がいい仕事)を一生懸命やって、時間を消費(あるいは浪費)していることが少なくないような気がするのです。

 

特に組織が大きくなればなるほど、過去からの慣習や、担当者のメンツなどで、余計な仕事をやめることができないケースが多いように思います。

 

が、中小零細企業などでそんなことをしていると、次第に会社がおかしくなっていきます。

 

仕事を増やすのは簡単ですが、減らすのは難しいのです。

 

ワンマンのカリスマ経営者がいれば、号令一下でやめさせることができるかもしれず、そういう意味ではトップに権限が集中している方がいい場合もあるように思います。

 

話を戻すと、個人の生活でも余計なことは、極力パスしていこうと思うのです。

 

義理を欠いても許されるのは「老成力」のたまものです。

 

好きでもない組織に入っていたり、イヤな人とお付き合いしたりする必要がなくなるのは実に快適です。

 

経済的に豊かで安定すると、そういった自由が獲得でき、「贅沢ができる」なんていうよりも「束縛から離れることができる」というメリットの方が大きいのではないかと思うのです。