仕事だけをやるなら(頑張ら過ぎない限り)そう大変なことではありません。
しかしながら、そこに多読や語学や掃除を入れようとすると、途端に時間がひっ迫し、テンヤワンヤしてしまうのです。
私も中小企業の経営者だったので(今もそうですが)、完全に仕事中心の生活を長いあいだ送ってきました。
掃除だけはシッカリしてきましたが、読書や語学やその他の勉強をしようと試みても、仕事をこなすだけで大半のエネルギーと時間を費やしてしまい、とてもじゃないけれど(将来に向けての)勉強などできる余裕はありませんでした。
逆に経営者が社員に向かって「もっと勉強しろ!」といっても、たいていは仕事をやっていくだけで精いっぱいなのです。
それに私の観察では、勉強する人は言われなくても勝手に勉強するし、勉強しない人は言われてもしないのです。
「サラリーマンは不満ばかり、独立したら不安ばかり」で、いずれにせよ腰を落ち着けて勉強する体勢には“なかなか”ならないのです。
私も理想の勉強体勢になってきたのは、ようやくここ5年ぐらいのことです。
事業をストックビジネスに絞り、会社を小さくしたのが最も効果があったように思います。
「健康」のことを勉強し、体調が良くなったのも大きなプラスになりました。
ただやっぱり「時間足らない状態」であることは間違いがなく、そのためにも余計なことをやめてしまうのが一番です。
ナイトライフのために外出することは皆無です。
下手すると1日潰してしまうゴルフもしません。
テレビやゲームで時間を取られることもなくなりました。
人生は短いのだから、何をやり、何をやらないかの選択は、とても大事なことだと思うのです。