いくつもの店舗を持つ賃貸仲介の会社で、常にトップだった人が独立し、自分の会社を持ちました(場所は東京です)。
仕事はやはり「お部屋探し」なのですが、以前とは違い、紹介のお客様以外はお断りしているのだそうです。
一度世話になった人が気に入って、また次のお客さんを紹介してくれるようになり、紹介の輪がどんどん広がっていくわけですが、そうすると顧客の業界が偏ってくるという傾向が多少出てきます。
で、今は芸能人や会社経営のお客さんが大半だということです。
また自分がピンとこない部屋は一切お薦めしないというポリシーも持っています。
案内していて、部屋に何かドンヨリしたものを感じたら、お客さんに「この部屋はやめておきましょう」と言うのだそうです。
かつて勤めていた会社では、とにかく成績を上げなくてはいけないので、少々具合が悪くても強引に勧めていました。
今はそれを反省し、自分が納得できる仕事だけをし、そうするとお客さんも大いに満足するわけです。
で、大繁盛。
しかしながらその方法だと、人をどんどん雇ったり、店舗を増やしていったりすることはできないと思います。
むしろ会社を大きくした時点で、今のすばらしいやり方が消えてしまいそうです。
部屋を紹介した芸能人の人が、その後、急に売れ出したりすることが多く、やはり住むところはその人の運気を変えるということを痛感しているそうです。