出雲への神たび その4

出雲大社関連のお社の中に「菅原道真公」をお祀りしたものが2か所もありました。

菅原道真は実在の人物で、天満宮として有名です。

が、どうして出雲にあるのかが分からなかったのですが、現地の説明文を見て納得しました。

アメノホヒの14代目子孫の、野見宿禰の流れの一族とのことです。

お稲荷さんもありました。

イナリはイネナリ(稲なり)から来ているそうで、要は穀物の神さまです。

お稲荷さんは実はウカノミタマという神様で、スサノオの子どもでもあるのです。

「うか」とか「うけ」というのは、穀物や食べ物に留まらず、衣食住や産業の神さまを表します。

伊勢神宮・外宮の主祭神は「豊受大神(トヨウケのおおみかみ)」で、やはり産業や仕事の神さまです。

アメノホヒ天照大神から出雲を治めるようにという指示を受けながら、大国主命から籠絡され、任務を怠ったというイメージが(畏れ多くも)あったのですが、今回の出雲大社訪問で少し見方が変わりました。

兵庫県の芦屋神社も元々はアメノホヒがご祭神のようです。

出雲大社からクルマで日御碕(ひのみさき)神社に向かいました。

天照大神と素戔嗚(スサノオ)命の両方のお社があるという珍しい神社ですが、一番テッペンに祀られているお稲荷さんからの「氣」がスゴイのです。

須佐神社にも行きました。

川に沿って山中に向かい、何もない所なのに「魂が洗われる」といった表現がぴったりの場所です。

足の便がとても悪いのに、今まで必ず他の参拝客も見かけました。

人気パワースポットであることは間違いがないようです。