妄想力

オンラインレッスンで語学を習っているのですが、教え方の上手な先生は話すだけでなく、すぐにその文章を書いてくれます。

発音だけではよく分からなかった言葉や文章でも、書いたものを見れば頭の中に入っていきやすいのです。

「書く」というのは人類だけが行う行為で、話し言葉だけではハッキリしない抽象的概念でも、書くことによってキチンと表現することができます。

記録は「今」のことを書いて残す行為で、それによって「未来」の私が「過去」の自分を知ることができます。

「夢を書く」とは未来の自分のことを書くわけで、それによって「未来の自分」が(いい方向に)決められてしまいます。

今のことは(当たり前ですが今起こっていることなので)断定して書けます。

ならば未来のことも断定して書いてしまえばいいわけです。

ドラマは脚本通りに進んで行きます。

自分の人生の脚本家は自分なのだから、そうなりたい将来を書けばいいだけの話なのです。

好き勝手に夢を書けばいいようなものなのに、案外遠慮して「努力すれば実現しそうな」夢しか書かないことが少なくありません。

「そりゃあ、さすがにムリでしょ」というぐらいの目標の方が潜在意識もヤル気になるようです。

今より2割増し程度の目標だと、ついつい努力して達成しようとしてしまいますが、今の30倍だと潜在意識の力を借りるしか方法はありません。

「妄想力」は偉大な力を秘めています。

また面白いことに「妄想力」は努力や才能とは別の世界のものなのです。

むしろ学校秀才でない方が妄想力に優れているかもしれません。

この際、妄想の世界に自分を置いてみようと思うのです。