酪農的コインパーキング

コインパーキング運営会社は、ふつう、土地を借
りて事業を展開していくのですが、当社の場合は
土地の購入から行っています。

従って、事業というより投資の一種と言ってもい
いかもしれません。

ただし集金や清掃も自らの手で行っているので
「血の通った」投資とも言えます。

実際、自分で掃除しているとコインパーキングに
愛着が生まれ、それぞれのコインパーキングの個
性もよくわかってきます。

売上の大きい小さいはあるのですが、それぞれに
よく頑張ってくれているように思います。

各コインパーキングの精算機を拭くときは「ご苦
労さま。いつも頑張ってくれてありがとう」と感謝
の声をかけています。

全国にコインパーキング運営会社はゴマンとありま
すが、精算機を感謝しながら拭いているのは当社ぐ
らいではないかと思っています。

というか、精算機自体を拭かないところも多いので
はないでしょうか。

私は柔道をやっていたし、宅地造成現場で働いてい
たこともあるし(アルバイトではありません)、ま
た鍵山流掃除道を27年間続けているので、いわゆる
肉体労働に対しての抵抗感は全くありません。

各コインパーキングを集金と清掃で回っていくのは
肉体労働以外の何物でもありません。

本を読まないと頭脳的にアホになりますが、労働で
汗を流さないと人間的にアホになるような気もして
います。

心身ともに健康であるためには、頭と体をバランス
よく使っていくことが必要なのではないでしょうか。

自分たちの手で集金や清掃をしていくのは、今の数
ぐらいが限界のようにも感じます。

それ以上増やすには、アウトソーシングしたり、ある
いは効率のいいコインパーキングに集約する(他は売
却)といった手も考えられます。

が、今はまるで一頭一頭牛の世話をする酪農農家とい
った感じで、この「心地よさ」から逃れられない状態
でもあります。