お金の使い方

東京へのクルマによる出張が多くなったこともあ
り、乗り心地の悪くない“そこそこ”のクルマを
購入しました。

今まで乗っていたエスティマは、運転しやすく、
荷物も人もたくさん載せられ、かなり気に入って
いました。

が、「前車追従・自動速度装置」がついておらず、
その機能が装備された新しいクルマに買い替えた
という次第です。

もうこれで渋滞が怖くなくなりました。

ほんの冷やかしのつもりでカーディーラーのショ
ールームに入ったのですが、その時の営業マンの
知識の豊富さと感じの良さに、ついつい衝動買い
してしまったというわけです。

不動産のような大きな買い物こそ、実は衝動買い
しやすいものだということは、40年間の不動産業
実務経験で知っていたのですが、クルマも同じだ
ったのですね。

高級車にそんなに興味がある方ではなかったので
すが「人は見かけが9割」ならぬ「クルマは見か
けが10割」ということに気がつき、自分が購入で
きる中で、精一杯高いクルマを選択すべきだとい
う考え方に今はなっています。

私自身が今まで高級車や高級時計には“ほとんど”
興味がなかったのは、ある意味、非常に有難い話
で、もし興味があったなら「ひと財産」をそうい
ったものに使っていたかもしれません。

私が知っている人の中には、高級外車を5,6台所
有している人がいるのですが、雨の日にはそれら
には決して乗らず、国産の中古車を運転している
という話を聞いた時は、思わず笑ってしまいまし
た。

以前、知人が買ったばかりの200万円の腕時計を
見せてくれましたが、私はちっとも羨ましくはなく
「200万円もあるのなら、そのお金で株が買える
のに」と思い、200万円で買える銘柄まで頭に浮
かべておりました。

そんな人間は一生、高級時計を持てないに違いあ
りません。

還暦過ぎてまでケチ臭い生活をしていたら、自分
より若い人たちが相手にしてくれないので「仕事
がデキて性格がいい」人たちとの食事会は、すべ
て私がスポンサーになっています。

当然ながら、その分、刺激と情報とを見返りとし
て得ることができます。

また「本代はケチらない」を信条としているので、
小遣いの大半を本代に注ぎ込んでおります。
その分「麻雀・カラオケ・ゴルフ・飲み会」などへ
の支出はゼロであります。