稼ぐ・削る・防ぐ

伊藤忠の新聞広告で「か・け・ふ」という言葉を知りました。
「稼ぐ」、「削る」、「防ぐ」の頭文字をとったものです。
商売での非常に大切な原則でもあります。

「稼ぐ」は文字通り、お金儲けをするために努力と工夫をすることです。
これがなければ商売は始まりません。
「削る」は不要な経費や在庫や事業を削ることです。
また「防ぐ」は経営リスクを極力排除することです。

「稼ぐ」ことばかりに一生懸命になり過ぎて、
「削る」を怠っていたならば、
せっかくの利益がダダ洩れとなってしまいます。

10万円稼ぐのも、10万円経費を削るのも、
お金の残り具合から言えば同じです。
「稼ぐ」のは相手があるので大変ですが、
「削る」のは自分の意志でできるので、ずっと簡単です。

経営にも人生にも波があります。
「まさか」という事態が起こることがあるのです。
そんな「まさか」を出来るだけ減らすようにするのが「防ぐ」。
例えば「整理・整頓・清掃」は事故や不祥事をなくすのに、
随分と効果があるようです。

私は4年前から毎月伊勢神宮にお参りに行っており、
一度も参拝を抜かしたことはありません。
参拝によって大難が小難になり、
小難が無難になっているのを感じています。

今まで周期的にやって来ていた災難が、
神宮参拝をすることにより、来なくなりました。
いつも守られている感覚があるのも事実です。

ウォーレン・バフェットは世界一の投資家ですが、
大きく成功していったのは65歳からということを本で知りました。
ということは、不動産業で30年以上かかって
やっと「少々成功」をした私であっても、これから投資の世界で
「大成功」を収める可能性だってあるわけです。

しかも95歳までバリバリの現役で働くつもりなので、
まだチャンスの期間は30年以上あるのです。
それを思うと「ご隠居」などしておられないのです。

「勤勉」という武器を使い、潜在意識にも協力してもらえば、
もう「成功するしかないではないか」と
大いに妄想しているところなのであります。