生き方も変える

「会社を大きくしなければならない」と、
ずっと思い込んでいました。
思い込むだけでなく、それなりに努力をしてきたのも事実です。
が、自分の思いとは異なり、小さな会社になりました。

が、それで困ったかと言えば、そんなことは全くなく、
トラブルやクレームに巻き込まれることもなくなり、
キャッシュフローも逆に良くなったのです。

14年前、アムステルダムを1人で旅している途中に、
唐突に「小さな会社にしたら?」というインスピレーションが降りてきました。
そのアイデアを実現するのに14年もかかったというわけです。

小さな会社になったのですが、私自身の時間は相変わらずタイトのままです。
本を月に200冊も読もうとしたり、英語やドイツ語だけでなく、
フランス語や中国語までマスターしようとしたりして、
ちょっと欲張り過ぎなのかもしれません。

会社を大きく伸ばすこともできず、
画期的な技術や商品を生み出すこともなく来てしまったことに、
拘(こだわ)りがないかと言えばウソになります。
そういった才能を持つ人に、一種のコンプレックスも実はあるのです。

読書や語学への傾倒は、
自分の存在意義を自分で確かめたい気持ちが根底にあることを、
このブログを書いていて気づきました。
まあ、それはそれでいいではないかというのが、今の心境でもあります。

せっかく小さな会社になったのだから、
自分自身の生き方もゴロッと変えようと思っています。
例えば人との待ち合わせをする場合でも、
30分前にその場に行こうと思います。

5分前だと「ただ待つだけ」で時間を費やしてしまいますが、
30分前だと、逆に「ちょっとまとまったこと」ができてしまいます。
これは、あるユダヤの大富豪が実践していることでもあるのです。

私も若い頃は時間ギリギリに行っていました。
今は15分前に行っています。
「15分前に行く」習慣を貫いていくと、
トータルで見たら3,000万円ぐらいの価値はあると感じていました。

が、「30分前に行く」を実践したならば、
多分3億円の価値があるような気がしています。
30分前に行くだけで3億円儲かるなんて、
結構コストパフォーマンスがいいではありませんか。