小さな会社のメリットを生かす

アンチエージングの実験として、12歳年齢のサバを読み「自分は52歳」だと思い込むことにしました。
本当は63歳なのに「自分は38歳」と言い通していた、金銭詐欺でタイで逮捕された若作りの女性がいましたが(実際、見た目は若い)、少なくとも私は詐欺はしないようにしようと思っています。

「思い込み」は極めて大事なことで、「自分は大富豪」だと思い込んで本当に大富豪になってしまった人もいるのです。
本で読んだのですが、年収1億円を超える人と会える機会があり、どんなに凄いオーラを持った人かとドキドキして待っていたら、池野めだかに似た人がやって来て「自分は金持ちに間違いなくなる」と錯覚することが、お金持ちへの第一歩だと教えてくれたという話を読んだことがあります。

もうこれからは、年齢を聞かれたならば「52歳」と答えるようにしようと思っています。
実際、私よりも老けて見える52歳なんて掃いて捨てるほどいるのです。
ちなみに(関係ないですが)「私は52歳です」というのを、英語でもドイツ語でもフランス語でも中国語でも日本語でも言うことができます。

不動産営業で抜群の成績を上げる女性がいて(不動産業では女性のトップセールスは少なくありません)、その人が「仕事が忙しすぎて、年取っている暇がない」と言っていたのが強く印象に残っています。
私も仕事と勉強と読書に年齢を忘れて打ち込んでいきたいと思うのです。

会社は「シンプルビジネス」、個人は「シンプルライフ」を目指し、いま着々と実行中です。
1990年代バブルが崩壊した時、いろんな反省をしたのですが、結局「損益分岐点を上げ過ぎたのが一番大きな敗因だった」という結論に達しました。
端的に言えば社員数を増やし過ぎたのです。

経済(景気)の流れとして、いい時も悪い時も波があるのです。
損益分岐点が低いと、景気が悪い時でも耐えられます。
が、拡大路線を取ったときに景気が悪くなってしまうと、あっさりと倒産してしまうことが少なくないのです。
経済の具合が悪くなったら、しばし休むということが必要になります。
なのに損益分岐点が高くて休めないと、会社が持たなくなってしまうのです。

今後は小さな会社のメリットを存分に活かし、経済の波に寄り添って、攻撃に転じたり、休んだりしたいと思います。
そういう時に、見栄も借金もないと随分楽なのです。