富豪に相応(ふさわ)しい恰好をすべし

お金にネガティブな思いを持っていたら、ゼッタイにお金持ちにはなれません。
お金のことを話すのは“はしたない”という文化もありますが、もっと明け透けに話してもいいのではないかと思うのです。
少なくともお金のことを普通に話していける友人を作っていきたいものです。

贅沢は敵だ」は戦時中のスローガンでしたが、やっぱり「贅沢は素敵」なのです。
贅沢にも品性のあるものとないものとがあります。
品性のない贅沢は成金だし、品性のある贅沢は文化そのものです。

お金に縁がある人は、それなりの考え方や波動を持っていると思うのです。
逆に清貧を好む人やお金持ちを敵視する人は、決して年収や資産が増えることはありません。
なぜなら自分が金持ちになることを拒否しているからです。

真の資産家は目立つような行動をしません。
嫉妬の対象になると余計なエネルギーが費やされるからです。
有名になると、いわゆる「有名税」がかかってきて、いらぬ経費や時間や手間がかかってしまい、足を引っ張られるのです。

鉦(かね)や太鼓を鳴らしていると、人が集まってきて思うように前へ進めなくなります。
そうっと人が気付かないうちに早足で通り過ぎるのが一番なのです。
自己顕示欲が強い人や、見栄を張りたがる人は、どうもその辺が苦手で、ついつい人前で余計なパフォーマンスをしたがるのです。

ただし斎藤一人さんは「金持ちは金持ちらしい姿をしなければいけない」と主張します。
確かに金持ちらしい服装をすると、本当に金持ちになりやすくなります。
「大富豪ごっこ」をしていると、潜在能力が錯覚して、本当に大富豪になってしまうようです。

まわりの人たちも富豪に期待するものがあり、ファッションなりクルマなりでも富豪に相応(ふさわ)しいものを求めているのです。
だからそれなりの格好をしなければいけません。
小汚い服を着ていたり、大衆車に乗ったりして、期待を裏切ってはいけないのです。

そんなことが分かってきたのは、つい最近のことです。
「男は中身だ」とか「質実剛健で見栄えにこだわるべきではない」とかと気張ってみても、結局人は外見で判断するのです。
小ざっぱりしたセンスのいい服装をしていたなら、最初からキチンとした評価をしてもらえます。

「人は見かけが9割」という本がりましたが、海外へ行くと「見かけは10割」で、服装によってホテルなら「より良い」部屋に、レストランなら「より良い」テーブルに案内される経験を私自身何度もしてきました。