やる気のスイッチをオンにする

知人がバイクで事故を起こし、全身10か所もの骨折を負いました。
重体で入院している写真をフェイスブックに掲載したので知ったのですが、写真を載せるぐらいなので命も頭も大丈夫だったのでしょう。
徐々に回復していく様子も掲載され、寝たきり状態から解放され、自分の足で立ったのが2週間後。
その間、どれだけ苦しかったことかと思います。

先日、炎天下に自転車で3時間半走り回る仕事があったのですが、仮に自分が寝たきりの状態と比べれば、全然どうってことはありませんでした。
暑さも、肉体的な負担も、むしろ十分に楽しめたのです。

どんなに幸せな毎日を送っているかに気づくか気づかないかによって、それこそ幸せ度が180°違ってきます。
ごく平凡な普通の生活の中に、幸せがいっぱい詰まっていることを発見すると、この世は一挙にバラ色になります。
私の場合、神道という基盤があるので、人よりももう一段幸せになってしまえるのは有難い限りです。

今は「やる気」のスイッチが完全にオンになっています。
当然、勤勉です。
あしたのジョー」じゃないですが、毎日が完全燃焼で、老廃物が残りません。
やる気のスイッチがオンになるのとならないのとでは、能力的には100倍ぐらいの差が出てくるのではないでしょうか。
仮に年収300万円の人がいるとすれば、やる気のスイッチが入るだけで3億円になるということです。

ある地方で自動車修理工として働いていた人は、自動車の下にもぐって修理しているように見せかけて、寝ていたのだそうです。
仕事への情熱など“これっぽっち”も持っていなかったのですが、何となく東京へ出て大手美容院で働きだしました。

その美容院では「休む派」と「休まない派」がいて、別に派閥争いをしているわけではないのですが、両者の間には明らかに大きな溝があったようです。
田舎で「やる気のない」工員をやっていたその人は、その大型美容院では何かのきっかけで「休まない派」に属するようになったのだそうです。

3か月ほど1日も休まず働き続けていると、新人でありながら“まわり”の見る眼が違ってきたとのこと。
そうするとますます働くようになります。
その人はそのまま今日(こんにち)まで1日も休まず働き、今では年収4億円になりました。

その話を本で読んで、私も毎日働く(勉強も含む)ことにしました。
やる気のスイッチをオンにすると、年収はともかく、人生が輝きだすことだけは間違いがありません。
デグチメソッドのサブタイトルは「やる気のスイッチをオンにする」にしたいと思っています。