新しいコインパーキング適地が売りに出された時、すぐに買えるように資金をためていきたいと思うのです。
そのためにもムダな費用の流出を避けようと思っています。
会社の業務でも新しいことをプラスしていくのではなく、既存の仕事をマイナス(すなわちカット)する方向で進めようとしています。
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当社は不動産業を始めて35年ほど経ちます。
35年もやってきたのだから、会社には余計なものがいっぱい“こびり”ついていると思うのです。
そういったものをドンドン削っていかないと、次の時代にうまく合わせていけないのです。
コア以外は捨てて行く覚悟でないと、生き残りは厳(きび)しいと見ています。
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若い頃はチャレンジ精神も見栄も旺盛なので、事業も人脈もゴテゴテと飾り立てようとします。
が、最終的にはシンプルライフが一番だと悟ることになります。
今の私が正にそうです。
事業も生活もシンプルがベストなのです。
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コアの事業以外のものを「勇気を持って」削ぎ落としていくべきなのです。
その方が圧倒的に利益が出るのです。
人手や技術力が足らぬ分はアウトソーシング。
そのかわりコアの部分は他社が真似できないぐらいに深化させるべきです。
その深化の度合いは中途半端は許されず「本気の本気」で臨まなければなりません。
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コインパーキング運営会社のほとんどは、土地を借り上げてコインパーキングを設置しています。
土地から購入してコインパーキングを運営する当社のビジネスモデルは他社では見られぬものでした。
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ところが最近は個人投資家がコインパーキングにも注目し出し、土地所有型もポツポツみられるようになってきました。
こういった動きがもっと普遍化していくと、コインパーキングの売買市場が形成され、そのネットサイトが出てくるかもしれません。
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土地買取り方式でコインパーキングを増やそうとすると、資金繰りが一番の問題となります。
先日も3つほど購入する土地が重なり、資金を捻出するために所有していた株を売却しました。
もし次にコインパーキング適地が売りに出ても躊躇(ちゅうちょ)なく買えるように、お金を貯めていくことにしたというわけです。