すべてものには波がある

どんなものでも波があります。
人生にも波があり、株式相場にだって波があります。
その波をじっと観察し、うまく波に乗るのが達人というもの。

5年手帳を使っていると、前年にどんな予定を入れていたのかや、前年までの体調がすぐに分かります(たまに体調などをメモしているので)。
毎年この時期になると「腰痛」、「胃痛」、「歯痛」になることを発見しました。
私は寒くなると体調を崩すことが多く、その症状として、あるいは兆候として上記の痛みが出てくるのです。

どうすれば予防できるのかは“まだ”よくわからないのですが、毎年繰り返していることに気がついただけでも大きな成果です。
毎年繰り返すことなのだから必要以上に不安になることはないということも分かりました。
少なくとも睡眠を十分に取ったり、夜の予定を控えたりする努力をしようという気になります。

個人でもそうですが、会社や国でも上がり下がりの波があります。
春夏秋冬があるわけです。
今は成長期なのか、収穫期なのか、はたまた衰退期なのかをしっかりと把握すれば、そんなに的を外れた行動はとらないはずです。
いつまでも「旬」が続くなんてあり得ないわけです。

客観的に波の動きを見ることができるようになりたいものです。
株のチャートを研究し、投資に活かす方法があります。
江戸時代に米相場を観察して出来た「酒田五法」などは有名ですが、時代や国や取扱商品を超えた法則が存在するのは興味深いし不思議でもあります。

「物質はすべて波動から出来ている」と本で読んだことがあり、私自身は上手く説明できないのですが、とても納得できる理論でした。
「波動」もしくは「波」をもっと研究していけば森羅万象が分かってくるのかもしれません。
少なくとも春夏秋冬のどの位置にいるのかを知るだけでも的確な判断につながっていくと思うのです。

企業の寿命は30年と言います。
何百年と続く老舗企業を研究した人がいるのですが、大きくなったり小さく畳んだりの歴史を繰り返していたそうです。
私は自分の会社で「95歳までバリバリの現役」で働こうと思っていますが、そうすると普通の会社の2サイクル分、会社自体を存続させなければならないわけです。
つまり事業の大胆な入れ替えは、生き残るための必然項目だということになります。