多読のコツ

私は気に入った著者を見つけると、その他の著書もすべて読むようにしています。
同じ著者の本なので、その考え方や内容は大体分かるわけで、その分速く読めるということになります。
これもまた多読のための方法の一つと言えそうです。

新聞だって雑誌だって、端から端まで目を通す人はまずいないわけで、自分が気になる記事をサッと拾い読みするのが普通だと思います。
1冊の本から新しい情報や役に立つ知恵を1つ得られれば「御(おん)の字」で、飛ばし読みしたって何ら支障はないはずです。
「飛ばし読みO.K.」と最初から割り切ってしまえばいいと思うのです。

本にラインを入れながら読んだり、メモを書き込みながら読んだりする方法もありますが、私は単にドンドン読み進めていくだけです。
「これはいい!」という本が見つかった場合でも、その本をジックリ読むかわりに繰り返し読むことにしています。
繰り返す方が頭に入りやすいし、その都度新しい発見もあります。

机に向かって本を読む場合もあるし、ソファでくつろぎながら読む場合もあります。
時には寝ながら読むこともあり、自分がその時に一番読みやすいスタイルで読めばいいのだと思っています。

私の書斎の本棚には未読の本がズラリと並べられており、その日の気分によって読みたい本を5,6冊選んでいきます。
買ったものの、いまいちモチベーションが上がらない本というのも確かにあります。
書店で購入する本はパラパラと中身を見てから買うのですが、インターネットで購入する本は中身を全く見ずに買うことになります。

私の場合は、字が小さい本は端(はな)から読む気にならず、買ってから「しまった!」ということが少なくありません。
横書きの本も読むスピードがガクンと落ちます。
縦書きか横書きかは、インターネットでの購入では分からないことも多く、よく失敗します。

書いてある内容はともかくとして、著者の精神的レベルが本を通して波動のように伝わってくることがあります。
精神的なレベルが高い人の場合は、こちらの魂まで高揚してくることがあるのですが、低い人の場合は「何とも嫌な波動」が伝わってくることがあります。
そういう場合は遠慮なくバンバン飛ばしながら読むことにしています。
もちろん2度とその著者の本を買うことはありません。