自分の能力を100%使っていかないと面白くないのです。
出し惜しみしていては自分自身が淀んでしまいます。
仕事一つとっても、力を出し惜しみしていたのでは、能力や人間性の向上があり得ず、次へのステップに移れません。
掃除のようなものでも、手を抜いたり、いい加減なやり方をしていたりしていたのでは、いい人生になりようがありません。
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ただし自分が嫌で嫌で仕方がない仕事もあるかもしれません。
たぶんそれは自分に合わないのだと思います。
我慢してやり続けるのか、あるいはスッパリやめてしまうのかは思案のしどころ。
今の私ならスッパリやめるためにはどうしたらいいのかを考えると思います。
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サラリーマンなら普通60歳が定年で、いい会社なら65歳ぐらいまで、仕事の内容も年収も半分になりながらも使ってもらえるかもしれません。
私は62歳ですが、友人たちの中にはこの状態の間に急激に老け込む人も出てきました。
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仕事でなくて趣味でもいいから、生涯“力いっぱい”打ち込めるものがないと、人間はダメになってしまうのかもしれません。
私は「95歳までバリバリの現役で頑張る」宣言をしていますが、そうでもしなければあっという間に老人どころか廃人になりそうな気がするからです。
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趣味の分野でも本を出すぐらい研究していくべきだと思うのです。
義務感で趣味をする人はいないわけで「好きこそものの上手なり」なのです。
逆に仕事を趣味にしてしまってもいいわけで、仕事の場合は好きなことをしていて、しかも収入も入ってくるという一石二鳥です。
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いずれにせよ還暦過ぎたらもう怖いものはないわけで、仕事でも趣味でも好きなこと以外は一切しないという我儘(わがまま)も十分に通じます。
この我儘を95歳まで貫けるのかと思うとウキウキ・ワクワクします。
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大きな会社だといつまでも創業者が居座っていては「老害」になってしまいますが、私の今のポジションだと老害になりようがありません。
そういう意味で会社は大きくしないほうがいいかもしれず、仮に大きくしてしまった場合は、別に小さな会社を作って、創業者はそちらに移るべきです。
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いずれにせよ、還暦過ぎて人生がこれほど面白くなるとは思いもしませんでした。
経済的な豊かさがないと晩年は苦しいかもしれないので、しっかりと経済的基盤を作って、多読、語学、投資、健康の研究に邁進(まいしん)したいと思っています。