いま一番大切なもの…それは時間

読書の時間を夜の8時半から12時まで取っているのですが、すべてを読書に使っているわけではありません。
途中、雑用をこなしたり、お風呂にもドブンと浸かったりしています。
本を読むスピードは結構速く、30分ぐらいで1冊読んでしまうと思うのですが、その30分の間でも、読むのに飽きることがあるのです。

そういう時に“ついつい”ユーチューブを見たり、フェイスブックを覗いたりすると、貴重な時間が“どんどん”費やされていきます。
この状況が一番マズく、机に座っているのにちっとも読書が進まないということになります。
先日、この対策を発見しました。
即ち、読んでいる本に飽きたら、その本をそのままにして、即座に次の本に取り掛かるというものです。
次の本にも途中で飽きたら、また次の本へと移行します。
つまり何冊かを並行して読んでいくのです。
今のところ、この方法はかなり成功していると言えそうです。

もう一つ取った方策は、フェイスブックのボタンをデスクトップからなくしてしまったことです。
フェイスブックを見ていて、大して有益な情報が得られなかった時、ちょっと時間のムダをしたような気がしてしまいます。
またフェイスブックは「リア充」(現実生活での充実ぶり)を表現する場でもあるので、ちょっと自分が情けなく感じる時もあるのです。

学生時代などは“ふんだん”に時間があったはずなのに、ムダな時間をいっぱい使っていました。
今もし私が学生時代に戻ったとしたら、当時より10倍ぐらい充実した時間を過ごしていると思うのです。

サラリーマンの時も、経営者になってからでも、夜は遊びに行っているか、家で酒を飲んで“ぼうっと”テレビを見ていることが多かったように思います。
いま顧(かえり)みても、本当にもったいないことをしていたものです。

時間の使い方や精神性は、年を重ねるほど向上していきます。
成人式は20歳ですが、精神的に円熟する本当の成人式は60歳ではないかというのが私の実感です。
過去はもう取り戻すことが出来ないのだから、ひたすら寿命を延ばして、これからは納得できる時間を過ごしていきたいと思うのです。