ブロガーの夢

どういうわけかフェイスブックに入り込みました。
不動産業のセミナーで講師が「フェイスブックを利用している人は?」と挙手を求めると、今はだいたい半分ぐらいの人が手を上げます。
私は手を上げない部類の人間だったのですが、先日ひょんなきっかけでフェイスブックに登録することになりました。
いきなり非常に懐かしい顔が友達のリストに出てきて驚きました。
どういう仕組みでそうなるのか、まこと不思議です。

私はフェイスブックもユーチューブもツィッターも使いこなせず、ITの新技術だとせいぜいブログまでです。
私のブログの読者は半分ぐらいが既存の知人ではないかと推測しています。
読者数を気にしていないと言えばウソになるのですが、なだらかに増加しているというより、ある時期にドンと増え、それがそのまま維持されるという傾向があります。
なぜドンと増えるのかは全然わかりません。

先日、職業は「プロのブロガー」という人の本を読みました。
中身はごく真っ当で、むしろ面白かったのですが、この世の中にブログを書いて生活している人がいるなんて思いもしませんでした。
1日に何千人もの人が見に来るブログであれば「食っていける」のだということも、その本で知りました。
著者はブログを1日に3回ぐらい更新しているのだそうです。
ちなみにブログを覗いてみたのですが、正直なところ、そんなに大した内容ではないという印象を持ちました。
どうして何千人もの人が見に来るのかが、逆に不思議なのです。

読書とブログ(書き)は私の知的生活の中核を担うようになってきました。
あれやこれやと色んなものに手を出す余裕もなく、ならばこの2つに絞って徹底してみようと思うのです。
私には「本を出したい」という欲求があります。
いきなり原稿用紙300枚は書けないのですが、ブログで少しずつ書いていくことは大いに可能です。

竹中平蔵さんも銀行勤めの時に「10年後には自分の本を是非とも出したい」と思っていたそうです。
「1日に原稿用紙3枚分の文章を、夜書いていくことは多分可能だろう。ネタは昼考えればいい」と実際にやり始めたら、100日目で本になる分量の原稿が出来たのだそうです。
今は60冊ぐらいの著書がおありなのですが、「若い頃のその1冊目がなければ、これだけたくさんの著書は書けていなかったに違いない」とは竹中さんご自身の感想でもあります。