ロンドンへの旅 その8

ロンドンの大型書店は「Waterstones」という名前でした。
結局買ったのは「孫子の兵法」の英語版と子供向きに書かれた「英国史」と「聖書」。
帰りの飛行機の中で読む本が少なくなってきたことに危機感を持ち(ホテルの中でも5冊ほど読んだので)、簡単に読める英語の本を捜しました。

あとはイギリス人用の「ドイツ語CD」。
英語で編集されたドイツ語CDは、英語とドイツ語の両方が学習できるので一挙両得なのです。
日本ではこういったCDが売られていないので、海外へ出た時にセッセと買い集めることにしています。

イギリス中央銀行に行き、そのあと書店へ行ったら、とても疲れてきました。
同時にお腹もすいてきたのです。
時間は午後2時ごろ。
レストランの昼食も終わりかけている時間だし、どうしようかとアレコレ思案していると、屋台村のようなところがあり、そこで各国のいわばB級グルメが売られていたのです。

ここしばらくマズイ洋食しか食べてなかったので、ここらで一つガツンとしたアジアの料理が食べたくなっていました。
ベトナム料理でもいいし、タイ料理でもいいし、中華料理でもいいし、韓国料理でもいいし、むろん日本料理は大ウェルカムです。

するとタコ焼きの屋台があることを発見。
タコ焼きのようなB級グルメがマズイわけがないのです。
ソースとマヨネーズがたっぷりかかったタコ焼きが1皿4ポンド。
それを2皿買いました。
計1,500円ほど。
日本だとムチャクチャ高い値段ですが、別に“ぼったくって”いるわけでもなく、現地の人たちが普通に買って食べているのです。
屋台の中では若い日本人男性が3人いましたが、全員大阪弁をしゃべっていました。

タコ焼きをホテルの部屋に持ち帰って、冷蔵庫のビールで乾杯。
タコ焼きは普通に美味しかったのであります。
イギリス料理はどうして「普通に」美味しいように作れないのか不思議であります。
例え目玉焼きのようなものであっても、私が作った方が美味しいような気がします。
ここ数日まともな食事をしていないので(タコ焼きがまともな食事かどうかわかりませんが)、とにかく生き返った心地がしたのは間違いがありません。

お腹がふくれ、アルコールが回ってくると、どっと眠くなりました。
まだ午後3時なのに、そこから7時間もの睡眠。
起きたのが午後10時でした。
昼夜反対の生活はまだまだ続きます。