いい人生にするために

「神に祈る時は過去形を用いるほうが、なぜか『効果』がある」とは塩谷信夫さんの言葉です。
「○○して下さい」と祈るのではなく「○○して下さってありがとうございました」と祈るのがいいというわけです。

マーフィーの法則は潜在意識の活用を説きますが、潜在意識は宇宙の意志(神の意識)とつながっているのだと思います。
ところが不思議なことに潜在意識は現在と未来との区別がつかず、また自分と他人との区別もつかないのです。

未来のことを恰(あたか)も既に起こったことのように言い切ってしまうと、潜在意識は勘違いして、未来なのに過去形が当てはまってもおかしくないように実現させてしまうのです。
自分の願いや夢を潜在意識にインプットするだけで実現してしまうので、潜在意識は「人の努力」の数百倍、数千倍の力を持っていることになります。

潜在意識を活用する時に必要な最大の要素は「素直さ」。
素直な心で願うべきなのです。
「そんな簡単なことで夢が叶うわけがない」などと思っていると、潜在意識もそう思い込み、けっして実現へ向けて動いてはくれません。

これまた不思議なことに、夢は書くと実現がグンと早まるのです。
書くという行為は、頭の中で漠然としているイメージを明確化する作用があります。
「はじめに言葉ありき。言葉は神とともにあり」は聖書の中の有名な一説ですが、言葉にした時点で混沌としたものに命が吹き込まれ、形となって現れてくるのかもしれません。

従って「いい言葉」ばかり発していると、「いい言葉」に反応するものに命が吹き込まれ、実際に良いことばかりが“まわり”で起こってくるということになるのだと思います。
「いい言葉ばかり発していると、いい人生になる」は間違いがないことで、私自身が体験中でもあります。

私のように日本神道にハマっているものから言わせると「神さまというのは概念ではなく、まさに現に存在しているもの」であります。
神さまに愛されていないと、けっして「運」は運ばれては来ません。
成功者はみんな努力家だし、運もいいのです。
人知れず努力しているからこそ、神様も贔屓(ひいき)にしてやろうと思ってくださるわけです。