黒紋付羽織袴

伊勢神宮で御垣内(みかきうち)正式参拝を行う時は、略礼服を着用しています。
服装は相手への敬意を表す意味がありますが、神様や貴人の前では、極力フォーマルな格好をしたいと思っています。

略礼服より格上の服装となると燕尾服となります。
しかしながら燕尾服はいかにも大層で、しかも日本人には似合わない気もするのです。
ではどうするか?
「黒紋付き羽織袴」しかないのではないだろうかという結論に達しました。

しかしながら正式な着物は、着ること自体が難しいのです。
習いに行かないと自分一人では着ることもできません。
ということで、インターネットで男の着付け教室を捜し、行ってみることにしたのです。

黒紋付き羽織袴は最高礼装なので、世界のどんな晩餐会にも堂々と着ていけます。
天皇陛下の前でも着ることができるのです。
私は黒紋付き羽織袴を着ていく用事がなかったので、まだ持っていないのですが、逆にそれを購入したら、そういった機会が増えるような気がするのです。

海外での会食の際に着物を着るという友人がいるのですが、着物を着るとモテるのだそうです。
一緒に写真を撮ってほしいというリクエストなど“しょっちゅう”とのこと。
日本の男性は着物姿が一番映えるのに違いありません。

黒紋付き羽織袴だと、宮中や海外の晩餐会でも、少なくとも服装のことで引け目を感じなくてすみます。
ブラックタイ着用とか、ホワイトタイ着用とか言われてもよく分からず、あまり自信を持って着ていけないのですが、黒紋付き羽織袴ならすべてクリア。

神道の最高儀式の重要な役割を担う時でも、黒紋付き羽織袴姿だと、ビビることなく堂々と執り行うことができます。
次回の式年遷宮や、密かに狙っている次々回の式年遷宮には黒紋付き羽織袴で臨もうと思っているのです。