神道おたく

「神社検定」というのがあるのをご存知でしょうか?
神社検定1級の問題をチラリと見たのですが、到底歯が立つような代物ではありませんでした。
1級というのは、どの検定でも「本気の本気」で勉強しなければ合格しないもののようです。
「英検」でも「漢検」でも事情は全く同じです。

神社検定2級でも相当難しく、もし私が受けるとすれば間違いなく3級からだと思います。
神道おたく」を自認する私としては内心忸怩(じくじ)たるものがあるのですが、逆に勉強することがいっぱい出来てちょっとうれしい気もしております。

神道には様々な神さまがおられ、そのお名前や親子関係や経歴を覚えるだけでも大変です。
霊的には鈍感な私ですが、神宮への参拝を繰り返しているうちに、神社が持つ精妙な波動の一端を感じることが出来るような気がしてきました。

昨年10月2日に行われた、伊勢神宮の内宮の式年遷宮のクライマックスの「遷座の儀」に参列を許され、正宮の近くの席で座っておりました。
と言えば聞こえはいいのですが、儀式の動きが何も分からず、何もすることなく、只々座っていただけでありました。

そんな中で、途中とても優しい風が吹いてきたのを感じ取りました。
その時は分からなかったのですが、それは天照大神(アマテラスおおみかみ)が建物から出てこられた瞬間のことだったようです。

私以外にも参列している人たちはみんな感じていたようで、あとでそのことを書いた文章をいくつか読み、再確認したという次第です。
私もその風を通して天照大神が持たれる本来の雰囲気を感じ取ったような気がしました。

その前年に行われた上棟式にも参加させていただいたのですが、3月の末にもかかわらず、生まれてこのかたこれほど寒い思いをしたことはありませんでした。
この時は政治の状態などに、天照大神が相当怒っておられたような気がしました。

私は生涯、神道の道を歩むと思うのですが、一生かけて深く学んでいきたいと考えています。
行きたい神社だって、まだまだたくさんあるのです。
少なくとも国内の旅行は、どこかの神社の訪問をテーマにプランしていきたいと思っています。