投資

若い頃から「汗水たらして不労所得の元を作る」べきだと思うのです。
本業に打ち込むのは当然のこととして、いつまでもマキシマムの体力や能力が維持できるわけではありません。
晩年に備えるという意味でも、若い頃に投資、もしくはその準備をしておかなくてはならないと思うのです。

投資というのは時間を味方にすべきだと思うのです。
長い間にコツコツと築き上げていった資産こそが本物の資産で、それが気持ちや日々の生活にユトリをもたらせてくれ、また晩年の贅沢を支えてくれる礎(いしずえ)になると思うのです。

過大な借入れをし、急激に収益物件を増やし、そして経済環境の変化とともに没落していった不動産業者や投資家を何人も知っています。
特に不動産投資は金融緩和と密接な関係があり、融資がゆるかったり、低金利であったりすると、不動産投資市場は活気づきます。

今まさにそんな状況が続いており、不動産投資市場はブームとバブルの境目くらいに位置しているのではないかと思います。
不動産の利回りが3%に近づくと、バブルが崩壊するというのは経験則でもあります。

私は40年近く不動産業界で働いていますが、何度も市況の潮目が変わるのを体験しました。
ほんの25年前までは、誰も不動産が値下がりするなんて夢にも思っていませんでした。
ところが平成に入ってからは不動産価格は下がりっぱなし。
が、途中「ファンドバブル」が起こり、首都圏のビルや収益物件は大いに値上がりしました。
今のアベノミクス・ブームは、私にとっては3度目の上昇気流です。

夢のことを書こうと思っているのに、現実に戻ってしまいました。
さて、不動産投資のほかに株式投資があります。
株の魅力の一つは、現金への流動性の高さ。
相場というのが立っており、売れば4日で現金になります。
その点、不動産は売却に時間がかかり、下手するといくら値を下げても売れないことすらあります。