仕事も生活もシンプルに

私の趣味は読書と海外旅行と神社巡りです。
語学やグルメも趣味の中に入るかもしれません。
これだけ贅沢に趣味があるのだから、もうこれ以上増やす必要はないような気もします。
ただ読書も海外旅行も神社巡りも語学も、社交の幅を増やす趣味ではなく、ともすれば孤高の方向へ行きがちなのが、やや難であります(海外旅行だって一人で行くことが多いのです)。

したがってグルメ絡(から)みでシッカリと友人の輪を作っていこうと思っています。
このところよく試みている「40代を中心とした仕事もできて性格もいい」人たちとの会食は、なかなか有意義なのです。
おいしいものも食べられるし、友達も増えます。
一生現役で働いていくつもりなので、自分より若い友人を得る機会を今後とも積極的に設けていこうと思っています。

長谷川慶太郎さんがずっと以前に、まともな仕事をしたければ「麻雀、ゴルフ、カラオケ」はおやめなさいとの本を出しておられます。
サラリーマンであれば、その3つのうち2つぐらいはしないと、社内の付き合いが出来なくて浮いてしまいそうですが、私の今の立場だと全くしなくてすみます。
その3つ以外にもスポーツ観戦やコンサートや映画鑑賞からは、時間がとられるので足を遠のけています。

仕事も出来るだけシンプルなものにしていきたいと思っています。
会社の組織だって極力シンプルに。
人を無闇に増やすから“ややこしい”組織になるわけで、人の管理に時間が取られるのは本末転倒なのです。
仕事や組織をシンプルにした分、お得意様やリピーターにエネルギーを注ぎたいと思うのです。

会社を経営していると、会社を大きくしたいという気持ちは当然なのですが、その会社の本来の役割なり使命を忘れて社員や支店を増やしていくと、どうも具合が悪いのです。
中小零細企業にとって、お客様の顔が見えない商売は邪道なのかもしれません。
もう一度「本日開店」の精神に戻ってやっていこうと思うのです。