「ラグビーわくわくクラブ」というのがあり、40歳以上のラグビー好きの人たちが集まり、プレーするクラブです。
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ラグビーは独特の「哲学」を持ったスポーツで、その競技をやった人たちには共通の絆(きずな)のようなものがあるようです。
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テレビで見たのですが、わくわくクラブのメンバーに「入会して何が一番よかったですか?」のインタビューに「仲間が得られたこと」との答えがありました。
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趣味のメリットの一つに仲間、すなわち友達ができることが挙げられます。
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会社の現役時代は、仕事を通していくらでも人と接する機会があります。
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が、現役を引退すると、人脈がきわめて細くなり、家族以外とは話すこともないといった、極めて寂しい状況に置かれる可能性があります。
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特に男はコミュニケーション力に乏しく、今さら地域社会に入っていくこともできず、仕事か趣味を持っていなければ孤独の世界に入っていきます。
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私が「生涯現役で働く」と喚(わめ)いているメインの理由もここにあります。
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傲慢な気持ちで書くつもりは全くないのですが、仕事で頑張ってきた人は、あまり頑張ってこなかった人とは話が合いません。
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本をたくさん読んできた人は、テレビばかり見ている人と、これまた話が合いません。
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海外旅行ひとつとっても、ラグジュアリーな旅を求める人と、飛行機代や宿泊費を安くあげることが好きな人とは、一緒に旅行に行くことすらできません。
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自分自身の今後の人生のこともあり「何の趣味を持っている年配者が一番カッコいいか?」を考えたことがあります。
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その趣味をやっている人たちの「見かけ」や「年収」や「ゆとり度」や「人となり」は、かなり重要な部分になります。
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いろいろ考えたのですが「自分にはやっぱり国内クルマ旅、神社、歴史、海外旅行、語学しかないなあ」という結論に達しました。
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どれも孤独な趣味なのです…嗚呼。
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