「らしく」すれば「らしく」なる

斎藤一人さんは累積納税額日本一の方で、マスコミには全く顔を出さないので、写真すら見たことがありません。
中核となる弟子の方が10人ぐらいおられ、その人たちも斎藤一人さんの本を出しているので、読む本には不自由しません。
成功者には成功者の独特の波動があるので、少しでもそういったものを把握しようと、しきりに勉強しているわけです。

斎藤一人さんとそのお弟子さんたちの本を読み、だんだんと斎藤一人さんの考え方が分かってきました。
その教えの一つが、いわば「健康人は健康人らしく」や「金持ちは金持ちらしく」というものです。
例えば食欲旺盛で肉をバンバン食べる「うつ病」患者は、ふつう考えにくいわけです。
「考えにくいことは起こりにくい」というのが斎藤一人さんの考えで、ならば落ち込んだ時は、肉を食べるに限るということになります。

金持ちは金持ちに相応しい生活や服装やクルマや建物があるはずで、まわりの人たちもそれを期待しているところがあるわけです。
ならばその期待を裏切らないように、それなりの「押し出し」を保つべきだということなのです。

小汚い服を着ていたり、垢抜けしないファッションを着ていたりでは、まわりの人たちに対して失礼なのです。
これは逆の立場で考えてみればすぐ分かることです。
地位のある人や、経済的に豊かな人に対して、まわりはそれなりの期待を持っており、その期待を裏切ってはいけないということなのです。
例え服装一つとっても「自分さえよければ他人のことは気にしない」という考え方は間違っているということなのでしょう。

以前にイタリアの一流レストランへ行ったことがあるのですが、男性はスーツ、女性はそれに相応しい服装をしていました。
お店のスタッフだけでなく、お客もレストランの雰囲気を高める重要な役割を担っているのです。
そんな場へセーター姿などで入っていっては「ルール違反」なのです。

押し出しをよくするのは、相手に対する礼儀でもあります。
だらしない格好は自分の運気を悪くするだけでなく、相手に対しても失礼なのです。
日本の神々は服装にうるさく、格の高い神社への参拝では、キチンとした格好をしなければいけない理由もそこにあります。