自信の源

高校生になった時から本を読み出し、これが随分自分に自信を与えてくれたように思います。
高校生の時は、今のように月100冊も読まなかったのですが、それでも月15冊ぐらいはコンスタントに読んでいたように思います。
私は大学へは推薦入学で、ペーパーテストはなく、面接試験だけを受けました。
大学教授たちを前にした面接の時、読書が自信になっていることをハッキリと自覚した覚えがあります。

読書は今も勿論(もちろん)自信の根拠ではあるのですが、来年からもう一つ「自信の源」が増えそうなのです。
それは伊勢神宮への月参り。
式年遷宮のハイライトである「遷御の儀」が、今年10月に行われました。
それ以降、毎月お参りに行こうと決めたのです。
11月に1度行き、次は12月。

私は何でも続けることが得意なのですが、この「月参り」も今から35年間は続けたいと思っています。
なぜ35年間かというと、95歳までバリバリの現役で頑張りたいと思っているから(今60歳です)。

伊勢神宮では「御垣内(みかきうち)参拝」という公式参拝を行います。
公式参拝であるからには、きちんと略礼服かスーツを着用しなければなりません。
遷御の儀」のような最高の儀式では略礼服着用が義務付けられていました。
略礼服の上には燕尾服のような最上級礼服があるのですが、個人で行く御垣内参拝(正式参拝)で燕尾服を着ていくのは、道中ちょっと大げさすぎるような気もします。

日本人ならこの際、黒の羽織袴で行くのもいいのではないかと、今このブログを書いていて“ふと”思いつきました。
ただし着物の場合は、自分一人で着るのも大変だし、あとの手入れも大変そうです。
これらのバリアを超えて、ごく普通に着物を着こなすことが出来るのかどうか、もう少し時間をかけて検討していきたいと思います(と言いながら、着物の本を2冊インターネットで注文しました)。
確か阪急メンズ館に着物のお店があったようなので、一度機会を見て覗いてみたいと思います。

友人で私よりもずっと海外通の人がいるのですが、この人によると、外国で着物を着ると客として大事にされるし、モテるのだそうです。
男の着物姿は「中身」がないと、似合わないことにも気がつきました。
単なるチャラチャラしたファッションではないのです。

自分の「自信の源」の話だったのに、いつの間にか着物の話になってしまいました。
話の脱線ついでにもう一つ。
今は伊勢神宮までクルマで行っているのですが、95歳まではさすがに自分で運転できないと思います。
今、クルマの自動運転の技術が開発されていますが、ぜひとも現実味を帯びてきてほしいと心底願っております。
そうなると年老いても、十分に伊勢神宮へ行く手段が確保できるということになります。