「やるべきこと」が見えてくる

人を増やさず、事業を拡大、もしくは“こなして”いくための方法は「IT化」と「アウトソーシング」に尽きるのではないかと思います。
少数精鋭で、ビジネスもシンプルにしていきたいと思っています。
ビジネスを複雑にしていくと、儲からないところでエネルギーばかりを使ってしまうリスクがあるからです。

まずはIT化。
先日、日本のイプシロンロケットが打ち上げに成功しました。
搭載機器の点検をロケット自体が自律的に行うようなシステムを採用し、ふつうなら40人が必要な作業を、わずか2台のパソコンで行ってしまったのだそうです。
これなどITを駆使した究極の省人数化です。

IT活用には、外部への働きかけと、内部の効率化という2つの面があります。
当社レベルでのIT活用を考えてみると、外部への働きかけは「インターネットを使っての集客化」などがあります。
また内部への働きは「管理ソフトを使っての仕事の効率化」などがあります。

インターネットを使って外部にアピールする場合「何を売りたいのか」をハッキリさせなければなりません。
まずはそこからの問いかけからのスタートです。
当社の場合は「宝塚駅周辺不動産専門店」といったコンセプトを打ち出したいと思っています。
また「出口地所の管理」をブランドとして確立できるのか否か?
インターネットのテクニック的なことに走る前に、もっと根本的なことをキチンと決めておかなければならないわけです。

人を増やさずに仕事を拡大していく、もう一つの方法はアウトソーシング
アウトソーシングする前にも、やはり「自社のコアは何か」が問われるのです。
ある管理会社の場合「管理物件の受託」が自社のコアであり、また最重要事項です。
そのため「客付け業務」は自社では行わず専門業者に任せ、巡回や清掃などの「現場管理」もアウトソーシングしています。

管理自体をこなしていくシステムさえシッカリと構築すれば、あとは管理物件の受託に特化していってもいいのかもしれません。
売買にせよ、賃貸管理にせよ、コインパーキングにせよ、受託さえ確保していけばいいという体勢に早く持っていくべきなのかもしれません。
受託は当社の元々得意な分野。
街のパトロールがそのまま受託に反映されるのは、やってみてとても面白い仕事なのです。
ブログを書いていて、だんだんと「やるべきこと」が見えてきました。