世の中にワクワク感を与える会社

チルチルミチルの青い鳥ではないですが、幸せは今この瞬間にあって、ほかにはないと思うのです。
「仕事に集中」と「悪いことは口に出さない」だけで、あっという間に幸せになってしまうのは、本当に有難い限りです。

仕事をしたくても、健康やさまざまな理由で出来ない人もいるわけです。
その点、何の遠慮もいらず、仕事に集中できる自分の立場に改めて感謝したいと思います。
仕事という、せっかくのチャンスを与えられているのだから、それを活かさないとウソだと思うのです。

同じ職場で働いている人でも、その人を見るだけでこちらまでモチベーションが上がってしまう人と、そうでもない人(あるいは下げる人)がいます。
願わくは前者でありたいわけです。
その人がいるだけで、まわりの人たちの「やる気」がアップするなんて、もうそれだけで人徳だと思うのです。

私は職場のリーダーなので、ともに働く仲間が物心ともに豊かになれるようにする使命があると思うし、またそれぞれの人が自分の持つ最高の能力を発揮してくれることを願っています。
仕事は自己実現のための一番の近道だし、完全燃焼するとスカッとするし、また金銭的なオマケまでついてきます。

主に外資系のいくつかの企業で働き、最後の方はそれぞれの会社のトップを任されてきた人が、ある時「企業は世の中をよくするためにある」という天啓を受けたのだそうです。
確かに企業の使命は、それぞれの企業の得意分野や役割を「より進化」させることによって、世の中をドンドンよくしていくことに尽きるのではないかと思います。

逆に世の中を悪くする企業があるとしたら、それは論外で、その存在がいつまでも許されるわけがないのです。
「世の中に貢献」というと、何か犠牲を払わなければいけないようなイメージがありますが、そうではなく、最高のパフォーマンスを演じることで世の中をよくしていけるのです。

イチローは最高のプレーをすることで、世の中の人たちをワクワクさせてきたではないですか。
イチローは何も世の中をよくしようと思ってプレーしていたわけではありません。
やるべきことは一つ一つのプレーに集中することだけ。
最高の利益を求めて頑張ることが、そのまま世の中のワクワク感につながるような会社になりたいものです。