仕事の場で、最高の自分を発揮する

あと半月ほどで還暦になります。
本当にワクワクするのですが、早く来てほしい気もするし、楽しみはもっとゆっくり来てほしい気もします。
還暦を目途に、生活をガラリと変えたいとも思っています。
例えば本を1日に6冊読んでいく態勢に持って行きたいのですが、今のような生活をしていては1日6冊は絶対ムリです。

今でもたまに何も予定が入っていない日があると、伸び伸びと自由に仕事が出来ます。
予定が入っていないと、ついついルーティンワークをこなそうとしてしまいがちなのですが、ルーティンワークは「今日の仕事」。
もっと「明日の仕事」に時間を割きたいのです。
「省エネ」は日本経済の大きな課題ですが、私個人的には「省時間」が大きな課題です。

今やっている一つ一つの仕事を、自分でないと出来ない仕事かどうか、つまり自分にとってコアの仕事かどうかを見極めたいと思うのです。
コアでないものは、極力スタッフに任したり、アウトソーシングを活用したりしたいと思っています。
私自身がやりたいことは「世の中がどの方向に向かおうとしているのか」を見極めること。
それこそが還暦後の仕事にふさわしいと信じています。
いずれにせよ、仕事をやり続けながら生涯を駆け抜けたいと思うのです。

東京の友人からいい言葉を教えてもらいました。
稲盛和夫さん言葉らしいのですが「仕事は万病の薬」。
仕事のない人生ほどつまらないものはないと思うのです。
若い頃は生活のための仕事で仕方がないかもしれませんが、還暦過ぎたら本当に自分がやっていきたい仕事に打ち込んでいきたいものです。
そして今それが出来る幸せを噛みしめています。

仕事は究極的には「世のため人のため」であることは間違いがないと思うのですが、今は自分の魂が喜ぶ仕事に打ち込んでいきたいと思っています。
あまり「世のため人のため」と大上段に構えてしまうと、前へ進みません。
自分がやりたいことをやり、それが結果的に「世のため人のため」になれば最高です。

イチローは自分のために頑張ってきたと思うのですが、その活躍が日本人みんなを鼓舞してきました。
ノーベル賞の山中教授は、自分がやりたい研究に没頭することにより、日本全体に大きいな誇りをもたらしました。
また研究が実用化されることにより、多くの人を救う技術が生まれるに違いありません。
要は、自分の持ち場で最高の自分を発揮することなのです。