志と改革

今は読みたい本がいっぱいあって、時間が足らないという状態が続いています。
これが逆に、時間はいっぱいあるけど、読みたい本がないという状況だと、ちょっと辛(つら)いのではないかと思います。
読みたい本がたくさんあると、心底ワクワクするのです。

私が費やす本代は月に十数万円。
一方、ゴルフ代や夜のネオン街に支払う費用はゼロです。
読みたい本を躊躇なくすべて購入できるのも幸せだし、読んだ本をすべて収納できるところがあるのもうれしい限りです。
ただしこのまま行けば、5,6年で書庫がいっぱいになりそうなのですが、その時はその時でまた考えたいと思っています。

もう還暦を迎えたのだから、好きな仕事や勉強しかしないようにしたいと思うのです。
ただし「やるべきこと」を定めたら、徹底的に集中かつ継続していきたいとも思っています。
体力はないけれど、集中も継続もけっして不得意ではありません。

また「いい人たち」だけとお付き合いしていきたいと思っています。
人は知らず知らずのうちに、まわりの人間から影響を受けていきます。
意欲や能力の低い人たちの間にいると、「この程度でいいのか」と、自分も手を抜くようになっていくのです。
志の高い人たちに揉(も)まれると、自分も高いレベルを目標とするようになります。
マイナーリーグの安穏(あんのん)さに満足するのではなく、メジャーリーグを目指したいと思うのです。
その分野で一流にならなければ、全然面白くなりません。

いま会社では業務改革を推し進めている最中です。
今までよりもいいサービスを、安いコストで実現していくにはどうすればいいのか?
働く仲間と一緒に話し合っていると、私の頭からは”なかなか”出てこないアイデアが次々と出されます。
これが実に心地よく楽しいのです。

業務改革のカギは「ITの徹底活用」と「アウトソーシング」。
もう一つ忘れてならないのが、既存の事業や業務の「思い切ったカット」。
いずれにせよ、当社の生き残る道はシンプル化しかないと思っています。
今まで何もかも、余計なことまで“やり過ぎて”いたのです。

自社があまり得意としない分野から早く撤退して、得意分野に特化すべきなのです。
資金繰りに困っていない今の間に、ぜひともこの改革を成し遂げてしまいたいと考えています。

自分への復習
①ITの徹底活用
アウトソーシング
③業務のシンプル化