繁栄は無限

富を嫌っていると富からも寄ってくれなくなります。
清貧などという思想ではなく、素直に「豊かな人生」を目指したいと思うのです。
私たち一人一人に「繁栄するという使命」があるはずで、特に今の日本を選んで生まれてきたわけですから、豊かさを目指して当然です。
斎藤一人さんの本を読んでいても、ほんのちょっとした考え方の違いが、大きな富の違いになって現れるということがよく分かります。

勤勉に働くというのは基本中の基本で、これをハズしては経済的な豊かさはあり得ないと思います。
しかしながら勤勉の方向が間違っていたり、自分のことしか考えない勤勉であったりしては、これまた富が寄って来ません。
女性にモテるコツというのがあるのと同じように、お金にモテるコツもあると思うのです。

「働き一両、考え五両、知恵借り拾両、骨(コツ)知り五十両、閃き百両、人知り三百両、歴史に学ぶ五百両、見切り千両、無欲万両」という言葉があります。
従っていつまでも「働き一両」のところで、しきりに汗かいて忙しがっているのも、これまたちょっとつらいのです。
同じ勤勉であっても、少しずつレベルの高い勤勉に持って行きたいものです。

自分が豊かになりたいのに、すでに豊かになっている人に嫉妬していては、決して豊かさはやって来ません。
嫉妬は豊かさの敵なのです。
仮に嫉妬の心が湧いたとしても、それを口にしてはいけないのです。
「悪いことは口に出さない」の法則はかなり有効で、口にさえ出さなければ、具合の悪いことの9割は消えてしまいます。

一人の「超すぐれ者」の起業家や経営者が出てくるだけで、世の中に素晴らしい商品や、多くの人たちの雇用や、世界に誇れるブランドが生まれてきます。
その「超すぐれ者」を称賛する社会でなくては、国は発展しないと思うのです。
嫉妬で足を引っ張っていては、いつまでも貧しいままの社会で終わってしまいます。

会社は売上さえ上がっていたら、社内の問題の9割は解決出来てしまうと言っても過言ではありません。
社会や家庭だって、経済的なものが確立されていれば、同じように問題のほとんどは解決済みになるはずです。
「自分の事業や仕事を通じて、繁栄や幸福を広げたい」という思いがあるならば、その思いの主(ぬし)の繁栄や幸福も無限であるに違いありません。